ハヤカワ五味とは? わかりやすく解説

ハヤカワ五味

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 21:18 UTC 版)

はやかわ ごみ

ハヤカワ 五味
生誕 稲勝 栞
(1995-08-22) 1995年8月22日(29歳)
日本東京都
教育 多摩美術大学
職業 会社員、元ファッションデザイナー
肩書き 株式会社メルカリ 生成AI推進担当
公式サイト 株式会社メルカリ
テンプレートを表示

ハヤカワ 五味(はやかわ ごみ、1995年8月22日 - )は、株式会社メルカリ生成AI推進担当者。元ファッションデザイナー、元実業家。本名、稲勝 栞(いなかつ しおり)[1]

経歴

東京都千代田区出身。神田神保町で育つ[2]千代田区立九段中等教育学校[3][4]多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業[5]。株式会社ウツワ元代表取締役。 株式会社ILLUMINATE元代表取締役。

高校時代に切り取り線のプリントされた「キリトリ線ストッキング」を制作し、デザインフェスタに個人で出店[1]。大学入学後、バストの小さな女性向けのランジェリーを考案し“feast by GOMI HAYAKAWA”ブランドを立ち上げる[1]

2015年、女性向けアパレル企画とネット小売りの『株式会社ウツワ』を起業。代表取締役に就任。

2020年3月、株式会社ILLUMINATEを創業。女性特有の悩みに寄り添った商品の提供を通じて、健やかで心地よい生活の実現をサポートするフェムテック事業を展開。[6]

2021年2月、SNS上で「一部の広告表現が医薬品医療機器等法(薬機法)に抵触しているのではないか」といった指摘を受けて炎上した。同2月17日には「当社商品『チケットサプリ』の表示に関するお知らせ」、翌18日は「代表取締役ハヤカワ五味からのお詫びと今後の対応につきまして」というタイトルのプレスリリースを発表。「法令を逸脱する可能性のある表現については、早急に削除するとともに、薬事広告に関し外部の専門機関や専門家と相談のうえ適切な表現へと訂正する」と説明した。[7]

2022年2月22日、株式会社ILLUMINATEの株式譲渡を通じて、ユーグレナ・グループに参画。ユーグレナ・グループが持つマーケティング力、ブランド力及び資金力に、ILLUMINATE社が持つフェムテック商品、サービスの企画・販売力及び情報発信力を組みあわせることで、女性のサステナブルな健康や生活の実現、女性が健やかに心地よく生活できるサステナブルな社会の実現に向けて、共にフェムテック事業の展開を進めると発表した。[8]

2024年4月末にユーグレナ社を退社[9]。同タイミングでパートナーとの事実婚を発表。また、24歳の頃から双極性障害Ⅱ型(双極症)の治療を行ってきており、ここ1年は寛解状態(症状が消失した状態)であることを公表した。[10]

2024年7月、株式会社メルカリに入社、生成AI推進担当者に就任した。入社当初、ネットでの知名度はあるものの、社内で知名度はほとんどない状態だったが、社内Slackでの継続的な発信を続けていると明かしている。[11]

人物

  • 小学生時代よりイラストを描くことを好み、「ゲームのアニメーターになりたい!」と小学校卒業文集に記している。アーティスト名義の「ハヤカワ五味」は「ハヤカワツバサ」なる小学生時代に考えた名前に由来する[12]
  • ファッションに興味を持ったきっかけは、中学2年時に読んだ漫画『彼女を守る51の方法』(古屋兎丸)のヒロイン・岡野なな子が着用していたゴスロリファッションに惹かれ、自身も着てみたいと思ったことから[13]

出演

ウェブテレビ

  • ABEMA Prime(2016年7月18日 - 、AbemaNews)2016年12月まで金曜MC。以降は金曜アンカーキャスター→コメンテーター。2020年3月31日より火曜コメンテーター。

ラジオ

著書

  • 私だけの選択をする22のルール あふれる情報におぼれる前に今すべきこと(2019年、KADOKAWA

脚注

  1. ^ a b c ハヤカワ五味(インタビュー)「小さな胸、折れない心 美しい19歳 feast ハヤカワ五味代表」『週刊アスキー』、2015年8月6日https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/635/2635562/?r=12016年8月27日閲覧 
  2. ^ 普通の女子高生が「小売の極意」をつかめたワケ | 専門店・ブランド・消費財”. 東洋経済オンライン (2019年12月10日). 2020年11月3日閲覧。
  3. ^ どうしたら"五味ちゃん"が育つのか|ハヤカワ五味|note”. note(ノート). 2020年11月3日閲覧。
  4. ^ ハヤカワ五味Twitter”. Twitter. 2020年11月3日閲覧。
  5. ^ 日経BP. “ハヤカワ五味”. 日経xwoman. 2020年11月3日閲覧。
  6. ^ フェムテック事業を展開するILLUMINATE社がユーグレナ・グループに参画”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2022年2月22日). 2024年12月4日閲覧。
  7. ^ 「あいまいだった責任所在」──サプリ通販ILLUMINATEが「不適切表現」に至った理由”. ダイヤモンド・オンライン (2021年3月8日). 2024年12月4日閲覧。
  8. ^ フェムテック事業を展開するILLUMINATE社がユーグレナ・グループに参画”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2022年2月22日). 2024年12月4日閲覧。
  9. ^ 色々なご報告(退職・結婚など)|ハヤカワ五味”. note(ノート) (2024年4月15日). 2024年12月4日閲覧。
  10. ^ TIMES編集部, ABEMA (2024年4月24日). “「私は双極性障害Ⅱ型です」ハヤカワ五味氏が公表「言うつもりはなかった。アウティングのリスクを感じ、自分から話した方が的確だなと」 | 国内 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES. 2024年12月4日閲覧。
  11. ^ 「やるメリットよりも、やらないと死ぬ」――経営層に生成AI活用を説く、メルカリAI新担当のハヤカワ五味の奮闘”. ITmedia AI+. 2024年12月4日閲覧。
  12. ^ ハヤカワ五味(インタビュー)「人気タイツのデザイナーは現役女子高生!ハヤカワ五味さんインタビュー「自分で欲しいものは自分で作る!」」『オタ女』、2013年7月1日http://otajo.jp/17886/2016年8月27日閲覧 
  13. ^ 女子文化の仕掛け人 ファッションデザイナー・ハヤカワ五味”. Qreators.jp[クリエーターズ] (2015年6月20日). 2015年8月26日閲覧。

外部リンク


ハヤカワ五味

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:43 UTC 版)

2021年精子提供訴訟」の記事における「ハヤカワ五味」の解説

提訴翌日2021年12月28日テレビ番組で、実業家のハヤカワ五味は、次のように子への同情示した上で社会的な課題について述べた。 (Aが)相手スペック考えてしまうことも残念だが、最も不幸なのは、施設預けられた子どもだということは忘れてはいけない。 「男性無精子症なければ女性公的に精子提供受けられない」という現状も、こういう事態起こってしまう背景にはあると思う。 同性カップルなど、さまざまな方がいるので、もう少し広く精子提供受けられるようになってもいい。

※この「ハヤカワ五味」の解説は、「2021年精子提供訴訟」の解説の一部です。
「ハヤカワ五味」を含む「2021年精子提供訴訟」の記事については、「2021年精子提供訴訟」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ハヤカワ五味」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハヤカワ五味」の関連用語

ハヤカワ五味のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハヤカワ五味のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハヤカワ五味 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの2021年精子提供訴訟 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS