ハニー_(オハイオ・プレイヤーズのアルバム)とは? わかりやすく解説

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ハニー (オハイオ・プレイヤーズのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 00:24 UTC 版)

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ハニー
オハイオ・プレイヤーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1975年2月 - 6月
Paragon Recording Studios
アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ
ジャンル ソウルファンクR&B
時間
レーベル マーキュリー・レコード
プロデュース オハイオ・プレイヤーズ
オハイオ・プレイヤーズ アルバム 年表
Fire
(1974年)
Honey
(1975年)
Contradiction
(1976年)
『Honey』収録のシングル
  1. Sweet Sticky Thing
    リリース: 1975年8月9日
  2. Love Rollercoaster
    リリース: 1975年11月9日
  3. 「Fopp」
    リリース: 1976年2月
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典 評価
Allmusic [1]
Christgau's Record Guide B+[2]

ハニー』(Honey) は、アメリカ合衆国のバンド、オハイオ・プレイヤーズの7枚目のアルバム。1975年8月16日マーキュリー・レコードからリリースされた。一般的に、古典的作品、このバンドの最高傑作アルバム、1970年代半ばのバンドの全盛期における最後の優れた大作と目されている。

オハイオ・プレイヤーズの従前のアルバム同様、『ハニー』は性的にきわどいカバー写真で知られている。本作では、ヌードの女性が蜂蜜の入ったベタベタのガラス瓶を右手に持ち、左手に持った匙から、淫らな様子で蜜を呑み込もうとしている。内側のカバー写真では、同じヌードの女性が、膝を折って仰向けに反り返りながらからだいっぱいに蜜をかけられており、別枠で配置されたバンドのメンバーたちの写真が、あたかも嬉々とした様子で彼女を見つめているように見える。この女性モデルは、『PLAYBOY』誌の1974年10月号で今月のプレイメイトを務めたエスター・コーデット (Ester Cordet) である[3]。このアルバムは、第18グラミー賞英語版において最優秀アルバム・パッケージ賞を受賞した[4]

本作は、シカゴのパラゴン・レコーディング・スタジオ (Paragon Recording Studios) で録音とリミックスがおこなわれ、バリー・ムラーズ (Barry Mraz) がレコーディング・エンジニアを務めた[5]。Marty Link、Steve Kusiciel、Rob Kingsland、Paul Johnson が、テープ・オペレーターとしてクレジットされている[5]。仕上げのミックスは、ギルバート・コング (Gilbert Kong) がニューヨークマスターディスク英語版マスタリングした[5]

このアルバムは、『ビルボード』誌のアルバム・チャート Billboard 200 において1975年9月27日付で最高位の2位となったが、ジェファーソン・スターシップの『レッド・オクトパス (Red Octopus)』に阻まれて首位には達しなかった[6]。さらに本作は、バンドにとって3枚目となる、Soul/Black Albums チャートの首位に立ったアルバムとなり、首位には3週間とどまった。

リリースの経緯

通常の2チャンネル・ステレオのバージョンとは別に、4チャンネルステレオのバージョンが1975年にリリースされた[7]。このバージョンは、アメリカ合衆国では8トラック・テープとして出回ったが[7]、これはオハイオ・プレイヤーズの音源で、このフォーマットが出回った5作中の4作目であった。4チャンネルステレオのバージョンは、2001年DTSミュージック・ディスク英語版でリイシューされた[8]

トラックリスト

Side one
全作詞・作曲: James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「ハニー (Honey)」 James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck
2. 「ホップ (Fopp)」 James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck
3. 「レッツ・ラブ (Let's Love)」 James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck
4. 「エイント・ギブン・アップ・ノー・グラウンド (Ain't Givin' Up No Ground)」 James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck James Williams、Clarence Satchell、リロイ・ボナー英語版、Marshall Jones、Ralph Middlebrooks、Marvin Pierce、William Beck
Side two
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
5. 「スイート・スティッキー・シング (Sweet Sticky Thing)」    
6. ラブ・ローラーコースター (Love Rollercoaster)」    
7. 「アローン (Alone)」    

なお、曲名中の単語「Love」は、後年のリイシューCD盤などでは「ラブ」ではなく「ラヴ」と音写されている場合がある[9]

パーソネル

プロダクション

収録曲のカバー

チャート

チャート(1975年) 最高位[10]
アメリカ合衆国ビルボードTop LPs 2
アメリカ合衆国ビルボードTop Soul LPs 1
シングル
シングル 最高位
アメリカ合衆国 Billboard Hot 100
[10]
アメリカ合衆国 US
R&B

[10]
1975 "Sweet Sticky Thing" 33 1
"Love Rollercoaster" 1 1
1976 "Fopp" 30 9

脚注

  1. ^ Henderson, Alex. Honey review - オールミュージック. 2012年1月15日閲覧。
  2. ^ Christgau, Robert (1981). “Consumer Guide '70s: O”. Christgau's Record Guide: Rock Albums of the Seventies. Ticknor & Fields. ISBN 089919026X. https://www.robertchristgau.com/get_chap.php?k=O&bk=70 2019年3月10日閲覧。 
  3. ^ Ester Cordet, ¿historia verdadera o falsa?” (スペイン語). Radio Cantilo 101.9. 2020-07-026閲覧。
  4. ^ 1975 Grammy Winners”. Recording Academy. 2020-07-026閲覧。
  5. ^ a b c Ohio Players - Honey - Discogs - US1975年盤
  6. ^ Billboard 200: Week of September 27, 1975”. Billboard.com. 2011年4月24日閲覧。
  7. ^ a b Ohio Players - Honey - Discogs - US1975年8トラック
  8. ^ Ohio Players - Honey - Discogs - US2001年DTS盤
  9. ^ オハイオ・プレイヤーズ ハニー【生産限定盤】”. ユニバーサル ミュージック合同会社. 2020年7月26日閲覧。
  10. ^ a b c US Charts > Ohio Players”. Allmusic. 2013年3月30日閲覧。

関連項目

外部リンク


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