ノミとシラミとは? わかりやすく解説

ノミとシラミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 01:44 UTC 版)

シラミ」の記事における「ノミとシラミ」の解説

ノミとシラミはともに人間寄生して吸血し、かゆみを与えるために、よく対にして扱われる。しかし、ノミを経る完全変態昆虫のうち、比較原始的なシリアゲムシ目に近い系統昆虫から哺乳類寄生性発達させた系統であると考えられている。それに対してシラミ経ない不完全変態昆虫のうち、カメムシ目近縁咀顎目属し系統的に大い異なる。さらに、しばしば宿主離脱する種もあるノミには飢餓耐性が強い種が多いが、生涯宿主体表で過ごすシラミ通常飢餓耐性を欠く。 生活史として、ノミ幼虫部屋のすみの埃の中などで育つのに対してシラミ終生宿主上で暮らす。そのため、入浴着替え頻繁に行われればシラミ暮らせなくなるが、ノミは必ずしもそうはならず生息続ける。それで「シラミ貧乏人に、ノミ金持ちにつく」ともいわれた。

※この「ノミとシラミ」の解説は、「シラミ」の解説の一部です。
「ノミとシラミ」を含む「シラミ」の記事については、「シラミ」の概要を参照ください。

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