ノッテボーム事件とは? わかりやすく解説

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ノッテボーム事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/29 04:17 UTC 版)

ノッテボーム事件(ノッテボームじけん、英語:Nottebohm Case、フランス語:Affaire Nottebohm)とは、1951年12月17日にリヒテンシュタイングアテマラ損害賠償などを求めて国際司法裁判所に提訴をし、1955年4月6日に本案判決が下された[注 1]国際紛争である。リヒテンシュタイン国内法に基づいてドイツ人がリヒテンシュタインに帰化したことが、第三国グアテマラに対抗しうるかが争点となり、国際法上の国籍付与の要件などが示された。


  1. ^ 管轄権判決(裁判所が事件を審理する権利、管轄権を持つことを確認する判決)は、1955年の本案判決に先立って1953年11月18日に下された[1]。グアテマラは国際司法裁判所にこの事件を扱う管轄権がないと抗弁した(先決的抗弁)が、管轄権判決ではグアテマラの抗弁は却下された[2]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 松井芳郎 『判例国際法』(第2版第3刷)東信堂、2009年4月、464-468頁。ISBN 978-4-88713-675-5 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 山本草二、古川照美、松井芳郎 『別冊ジュリスト156号 国際法判例百選』有斐閣、2001年4月、178-179頁。ISBN 4-641-11456-0 
  3. ^ I.C.J. Reports 1955, p.4.


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