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ノギラン

(ノギラン属 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/22 04:07 UTC 版)

ノギラン
福島県会津地方 2012年7月
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: ヤマノイモ目 Dioscoreales
: キンコウカ科 Nartheciaceae
: ソクシンラン属 Aletris
: ノギラン A. luteoviridis
学名
Aletris luteoviridis (Maxim.) Franch.
シノニム

Metanarthecium luteoviride Maxim.

ノギラン(芒蘭、学名:Aletris luteoviridis)はソクシンラン属の多年草。単型のノギラン属 (Metanarthecium) に分類される場合もあるが、分子系統解析ではソクシンラン属に含まれる[1]

特徴

は束生して10個ほどの根出葉になる。葉身は倒披針形で、長さ8-20cmになり、先端はとがる。

花期は6-8月。根出葉の間から高さ20-50cmになる花茎を伸ばし、穂状花序をつけ、やや多数のがつく。花茎には葉がつかない。花にはがあり、ごく短い花柄がある。花被片は黄緑色で、長さ6-8mmの線状披針形になり、上向きに咲き、花後も落ちない。雄蕊は6個あり、花被片より短く、花糸は無毛。子房は中位で3室あり、各室に多数の胚珠があり、柱頭は3裂する。果実蒴果で長楕円形になり、花被片より短い。種子は長さ0.7mmほどの卵形になる。

分布と生育環境

南千島、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地に生育する。

ギャラリー

ごく短いが花柄がある。 

下位分類

  • ヤクシマノギランAletris luteoviridis (Maxim.) Franch. f. nutans (Masam.) Okuyama [シノニム: Metanarthecium luteoviride Maxim. var. nutans Masam.] - ノギランの矮小型で、花柄が長く総状花序になる傾向が多い。

参考文献

  1. ^ Merckx, Vincent and Schols, Peter and Geuten, Koen and Huysmans, Suzy and Smets, Erik (2008). “Phylogenetic relationships in Nartheciaceae (Dioscoreales), with focus on pollen and orbicule morphology”. Belgian Journal of Botany: 64-77. http://www.jstor.org/stable/20794652. 



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