ネクロポリスと地下室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 19:50 UTC 版)
「デンデラ神殿複合体」の記事における「ネクロポリスと地下室」の解説
デンデラのネクロポリスは一連のマスタバ墓である。ネクロポリスの年代は、 初期王朝時代(紀元前3100-2686年頃)、古王国時代(紀元前2686-2181年頃)からエジプト第1中間期(紀元前2181-2055年頃)にわたる。ネクロポリスは、西の丘の東端および北の平野の向こうに続く。地下のハトホル神殿の霊廟は合計12部屋ある。いくつかのレリーフは、プトレマイオス12世・ネオス・ディオニソス(紀元前80-51年)の支配の後半の年代に始まる。伝承によれば地下聖堂は、器や神聖な像の保管のために使用された。「炎室」 "Flame Room" の床に開いた穴は、その中で保存される壁の彫像がある狭い部屋に通じる。第2の部屋では、レリーフは第6王朝のペピ1世(フィオス、Phiops)を描く。彼はハトホルの4つの彫像でイヒ(ハトホル女神の子)の小彫像を守っている。「謁見の間」 "Throne room" から達する地下室では、プトレマイオス12世が神のために宝飾品や供物を持っている。
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