ネオ・ファンタジア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 15:12 UTC 版)
ネオ・ファンタジア | |
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Allegro non troppo | |
監督 | ブルーノ・ボゼット |
脚本 |
ブルーノ・ボゼット Guido Manuli Maurizio Nichetti [1] |
製作 | ブルーノ・ボゼット[2] |
出演者 |
モリツオ・ミケリ マウリツィオ・ニケッティ Néstor Garay Maurialuisa Giovannini |
製作会社 |
Bruno Bozzetto Film Ministero del Turismo e dello Spettacolo (uncredited) |
配給 |
Roxy International (1977) (Italy) Specialty Films (1977) (USA) (subtitled) |
公開 |
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上映時間 | 85分 |
製作国 |
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言語 | イタリア語 |
『ネオ・ファンタジア』(イタリア語: Allegro Non Troppo)は、1976年のイタリア映画で、ブルーノ・ボゼットによるアニメ映画。
ディズニーの名作アニメーション映画『ファンタジア』を意識した形式である[3]が、エスプリに満ちた大人向きの作品である。1980年に日本で公開され、2005年に一部都市で巡回公開された。
モノクロの実写を幕間として、クラシック音楽の演奏に合わせたアニメーション作品が6本配置されている。実写部分ではなぜか老婆ばかりのオーケストラと、気弱そうなアニメ作家が登場する。彼のアニメと彼女らの演奏がアニメ作品であるという設定となっており、その部分はドタバタ喜劇風でフェリーニの作風を思わせるものとなっている。
- 「牧神の午後への前奏曲」 - ドビュッシー
- 「スラブ舞曲第7番」 - ドヴォルザーク
- 「ボレロ」 - ラヴェル
- 「クオレマ」より「悲しきワルツ」- シベリウス[4]
- 「ヴァイオリン協奏曲ハ長調」 - ヴィヴァルディ
- 「火の鳥」 - ストラヴィンスキー
また、楽曲を数秒効果音のように用いる手法で『ハンガリー舞曲第5番(ブラームス/パーロウ編)』、『ハンガリー狂詩曲第2番(リスト/ミュラー=ベルクハウス編)』、『アイーダ(ヴェルディ)』、『サロメ(R・シュトラウス)』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー(ワーグナー)』などがクレジット無しで短く引用される。
脚注
- ^ Bozzetto, Bruno; Nichetti, Maurizio; Home Vision (Firm) (8 June 1994). Allegro non troppo. Public Media Home Vision. OCLC 32532412
- ^ “Allegro non troppo”. 2021年1月31日閲覧。
- ^ 開幕直前には本家(ディズニー)からの苦情と思しき電話に司会者が応対するシーンも設けられている。
- ^ 日本公開当時「猫の回想」と題してNHKで放映された
外部リンク
ネオ・ファンタジア
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「ファンタジア (映画)」の記事における「ネオ・ファンタジア」の解説
原題は『Allegro Non Troppo』。ディズニーのものとは違い、大人向け。実写のシーンを狂言回しに、色々な作風のアニメーションが6作繋がった作品である。
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