ナッシュビル_(ドック型輸送揚陸艦)とは? わかりやすく解説

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ナッシュビル (ドック型輸送揚陸艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 04:59 UTC 版)

艦歴
発注 1964年5月15日[1]
起工 1966年3月14日[1]
進水 1967年10月7日[1]
就役 1970年2月14日[1]
退役 2009年9月30日[2]
その後
除籍
母港 バージニア州ノーフォーク[1]
性能諸元
排水量 満載排水量:17,479 t
軽荷排水量:9,784 t
積載重量: 7,695 t[1]
全長 173.7 m (570 ft)
水線長:167 m (548 ft)[1]
全幅 30.4 m (100 ft)
水線長:25.6 m (84 ft)[1]
吃水 7 m (23 ft) 最大
7 m (23 ft) 限界[1]
機関 蒸気タービン2基、2軸推進、24,000 shp[1]
最大速 21 ノット[1]
乗員 士官:59名, 兵員:430名[1]
兵装 ファランクス20mmCIWS 2基
25mm Mk 38機銃 2基
12.7mm機銃 8基[3]
搭載機 CH-46 シーナイト・ヘリコプター 6機[3]
モットー

ナッシュビル (USS Nashville, LPD-13) は、アメリカ海軍ドック型揚陸艦クリーブランド級ドック型輸送揚陸艦の7番艦。テネシー州ナッシュビルに因んで命名され、その名を持つ艦としては3隻目である。

艦歴

ナッシュビルは1966年3月14日にワシントン州シアトルロッキード・シップビルディング社で起工する。1967年10月7日にロイ・L・ジョンソン夫人によって命名、進水し、1970年2月14日にフランク・R・ファーランド艦長の指揮下ブレマートンピュージェット・サウンド海軍工廠で就役した。

ナッシュビルは様々な任務を行ったが、その中にはカリブ海強襲揚陸グループ、地中海強襲揚陸グループ、ペルシャ湾強襲揚陸グループ、水雷対抗任務グループ、NATOの北大西洋演習、大西洋艦隊の訓練演習が含まれる。[2]

2006年1月16日、17日にナッシュビルはMQ-8 ファイアスカウト無人ヘリコプターの着艦が行われた最初の艦となった。[4]

2006年7月、イスラエル国防軍によるヒズボラへの攻撃が激化し、ナッシュビルはイオー・ジマ特別遠征攻撃グループの一部としてレバノンに派遣され、第24海兵隊遠征部隊を輸送、紛争地区からアメリカ国民を救助した[5]。2006年7月20日海兵隊はレバノンに上陸し、それは1982年以来のことであった[6]。ナッシュビルはテレビ番組「アンソニー世界を喰らう」の、ベイルートからアメリカ人を救出するエピソードで特集された。救助されたアメリカ人の中にはアンソニー・ボーディン自身が含まれた。このエピソードはエミー賞のノミネートを受けた。

ナッシュビルは2009年9月30日にバージニア州ノーフォークのノーフォーク海軍基地で退役した。海軍高官は艦の維持には費用がかかりすぎ、新たな艦を運用するより効率的でないと述べた[2]

インドへの売却

インドからの情報源によると、インド海軍はナッシュビルの取得を希望した[7]。しかしながら2007年8月現在でインドは取引を進めることを決定しなかった[8]。結局インド海軍はナッシュビルではなくトレントン (USS Trenton, LPD-14) を取得し、現在はジャラシュワ (INS Jalashwa, L41) として運用されている[9]

参照

  1. ^ a b c d e f g h i j k l USS Nashville (LPD-13)”. Naval Vessel Register (2009年9月18日). 2009年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月30日閲覧。
  2. ^ a b c Woodrow, Melanie; Rose, Derrick (2009年9月30日). “USS Nashville decommissioned”. WAVY.com. オリジナルの2009年9月30日時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/5kBKa6hlD?url=http://www.wavy.com/dpp/military/military_wavy_norfolk_USSNashvilledecommissioned_20090930 
  3. ^ a b LPD 4 Austin class”. Federation of American Scientists (2008年). 2009年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月30日閲覧。
  4. ^ “Autonomous Fire Scout UAV Lands on Ship”. Navy.mil (Naval Air Systems Command). (2006年1月18日). オリジナルの2012年3月7日時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/65yfzQMxG?url=http://www.navair.navy.mil/index.cfm?fuseaction=home.NAVAIRNewsStory 
  5. ^ Martinez, Luis (2006年7月14日). “Evacuating Lebanon”. The World Newser. 2012年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月6日閲覧。
  6. ^ Panossian, Joe (2006年7月14日). “Marines aid evacuation as plane lands in U.S.”. Houston Chronicle. http://www.chron.com/disp/story.mpl/world/4059694.html 2006年7月20日閲覧。 [リンク切れ]
  7. ^ “Indian Navy May Bid To Acquire Amphibious Warship USS Nashville”. India-Defence.com. (2007年7月15日). オリジナルの2009年9月30日時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/5kBYg53mU?url=http://www.india-defence.com/print/3441 
  8. ^ Luthra, Gulshan (2007年8月). “India says 'Not Yet' to another assault ship from US”. India Strategic. オリジナルの2012年3月7日時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/65yaFjmOb?url=http://www.indiastrategic.in/topstories20.htm 
  9. ^ Jones, Tyler (2007年1月17日). “U.S. Navy Decoms Trenton, Transfers to Indian Navy”. Navy.mil. オリジナルの2009年9月30日時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/5kBYtif9x?url=http://www.navy.mil/search/display.asp?story_id=27342 

外部リンク


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