ナスカ (1983年にデビューしたバンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 14:53 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ナスカ(NAZCA)は、キーボーディスト・笹路正徳を中心に結成された日本のプログレッシブ・ロック・バンドである。1983年にアルバム『Words Of Love』でCBSソニーからデビューし、1987年頃に活動を休止している。
概歴
バンド「マライア」のキーボード・笹路正徳とギター・土方隆行は、メンバー間の音楽性の違いから活動が停滞したのを機に新たなロック・バンド結成を模索。事務所関係者の紹介により、北海道で活動していたベース&ボーカルの坂井紀雄をスカウトし[1]、ドラム・辻野リューベンを加えて「ナスカ」(NAZCA)を結成。
1983年、アルバム『Words Of Love』でCBSソニーからデビュー。 全編に渡り英語詞のボーカル曲で長いイントロや間奏はあるものの、実験的なマライアの楽曲よりもストレートでポップなハード・ロック、プログレッシブ・ロックであり、後のアルバムではインスト曲でロック・フュージョン的なアプローチもなされた。 六本木ピットインなどのライブ・ハウスを中心にライブ活動を行う。
1984年、ドラマーが元・一風堂の藤井章司に代わり、セカンド・アルバム『ナスカII』をリリース。
また、1985年には坂井のソロ・デビュー・アルバム『Sail Away』、シングル「Sail Away」、1986年には坂井のセカンド・アルバム『Naturally』が、笹路プロデュース&ナスカ・メンバーの演奏によりキングレコードから発売された。
さらに1987年にサード・アルバム『サマルカンド』をリリースしたが、その後はそれぞれが音楽プロデューサーやスタジオ・ミュージシャンとして多忙を極めバンド活動を停止(正式な解散宣言はされていない)。
なお、1991年には、笹路・土方・坂井にドラム・青山純が参加し、ゲスト・ボーカルに笹路がサウンド・プロデュースしたUNICORNの奥田民生やプリンセス・プリンセスの奥居香を迎えた期間限定のハードロック・バンド「ササジーズ(SASAJIES)」によるアルバム『アナコンダウーマン』がSony Recordsよりリリースされる。
2012年、ナスカの3枚のオリジナル・アルバムとササジーズのアルバムから選曲されたベスト・アルバム『GOLDEN☆BEST ナスカ・アンド・ササジーズ』がSony Music Directより発売。このアルバムには、2009年に亡くなったナスカ2代目ドラマー・藤井への追悼曲「Picture Of ‘F’」が笹路・土方・坂井の3人により新たに録音され収録された[2]。
メンバー
ディスコグラフィ
アルバム
- 『Words Of Love』(1983.08.25/CBSソニー)
- 『NAZCA II』(1984.07.21/CBSソニー)
- 『SAMARKAND』(1987.01.21/CBSソニー)
関連アルバム
- ササジーズ『アナコンダウーマン』(1991.11.01/Sony Records)
ベスト・アルバム
- 『GOLDEN☆BEST ナスカ・アンド・ササジーズ』(2012年/Sony Music Direct)[3]
関連項目
- SPANISH HARLEM NIGHT - 1987年にリリースされた佐藤宣彦のアルバムでメンバー全員が収録曲のレコーディングに参加した。
出典・脚注
- ^ 株式会社イスト・ミュージック設立より“「笹木雅司プロフィール」”. 2017年3月6日閲覧。
- ^ ソニー・ミュージックより“「ナスカ・アンド・ササジーズ」”. 2017年3月6日閲覧。
- ^ Sony Music Shopより“「GOLDEN☆BEST ナスカ・アンド・ササジーズ」”. 2017年3月6日閲覧。
外部リンク
「ナスカ (1983年にデビューしたバンド)」の例文・使い方・用例・文例
- 最初,彼女の夢は父親(マイケル・キートン)や祖父のようにNASCAR(ナスカー)のレーサーになることだったが,父親は彼女にそうさせなかった。
- 日本のグループがナスカの地上絵跡を新たに発見
- ペルーにあるナスカの地上絵は,1994年にユネスコの世界遺産リストに登録された。
- ナスカの地上絵は幾(き)何(か)学(がく)模様や動植物の絵を形作っている。
- 日本人研究者たちのグループがナスカ台地の南部で100ほどの新たな地上絵を発見したと発表した。
- 2004年,同グループはナスカの地上絵の分布図の作成を開始した。
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