ナガミカズラ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 21:35 UTC 版)
ナガミカズラ属 | |||||||||||||||||||||||||||
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Aeschynanthus speciosus
(Wikimedia Commons) |
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Aeschynanthus Jack | |||||||||||||||||||||||||||
代表的な種 | |||||||||||||||||||||||||||
ナガミカズラ属(ナガミカズラぞく、Aeschynanthus)はイワタバコ科のつる性低木〜多年生草本。
特徴・利用
野生では岩や樹木に着生し、茎は長く垂下またはアーチ状になる種が多く、室内栽培では吊り鉢で楽しめる。葉は対生または3–4輪生で革質または多肉質。赤、橙、黄緑色などの筒状花が美しく、肉厚の葉も鑑賞でき、米国、オーストラリアなどで愛好者が多い。観賞価値の高い原種が主に栽培され、園芸品種はまだ少ないが、種間交雑が容易で、優良品種の育成が期待される[1][2]。
分布
中国南部〜インド〜ニューギニアの亜熱帯〜熱帯域に約189種が分布[3]。日本国内ではナガミカズラ A. acuminatus 1種が西表島に分布する[4][5][2]。
ギャラリー
- ナガミカズラ属(2024年11月 兵庫県立フラワーセンター)
脚注
- ^ (高林 & 堀田 1997, pp. 174–175)
- ^ a b (日本インドア・グリーン協会 2020, pp. 265–266)
- ^ “Aeschynanthus Jack” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年7月10日閲覧。
- ^ (国立科学博物館 2016)
- ^ (横田 & 小林 2018, p. 278)
参考文献
- 高林成年; 堀田満 著「エスキナンサス」、岩槻邦男ら監修 編『朝日百科 植物の世界』 2巻、朝日新聞社、東京、1997年、174–175頁。ISBN 9784023800106。
- 国立科学博物館 (2016年1月4日). “日本での自生は西表島の1集団のみ! ナガミカズラが開花!!”. (独)国立科学博物館. 2025年7月10日閲覧。
- 横田昌嗣・小林史郎・横田昌嗣(追補)「ナガミカズラ」『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版(菌類編・植物編)―レッドデータおきなわ―』沖縄県、2018年3月、278頁 。
- 日本インドア・グリーン協会「ナガミカズラ属」『熱帯植物図鑑』誠文堂新光社、東京都文京区、2020年。 ISBN 9784416918852。
外部リンク
- エスキナンツス 園芸手帳
- エスキナンサス NHK出版 みんなの趣味の園芸
- エスキナンサスの育て方を紹介!剪定時期や注意すべきトラブルも 植物メディア Plantia by Hyponex ハイポネックスジャパン
- エスキナンサスとは ヤサシイエンゲイ
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