ドラァグキングおよびドラァグクイーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 10:03 UTC 版)
「ドラァグ」の記事における「ドラァグキングおよびドラァグクイーン」の解説
詳細は「ドラァグキング」および「ドラァグクイーン」を参照 ゲイの間における俗語で「クイーン」とは女性らしいゲイや、特殊なゲイの男性を指す。特殊なゲイとは、自身は非アジア系であるがアジア系男性を好む「ライス・クイーン」や、自身は非コーカソイドであるがコーカソイド男性を好む「スノー・クイーン」、ヒスパニックの男性を好む「ビーン・クイーン」などである。「ドラァグ」とともに「ドラァグクイーン」という用語は日常語になっている。 ドラァグクイーンはゲイの男性がパフォーマンスもしくは自己満足のためにドラァグをしているのだという偏見を持って見られる。しかし女装をする人の多数は異性愛者であり、ドラァグクイーンという用語は彼らをトランスヴェスタイトやトランスセクシュアル、トランスジェンダーと区別するものである。ここでドラァグをすることは非常に派手な化粧を施すことやウィッグを被る、胸を誇張するなどを衣装の一部として用いることを含む。 男装をする女性はドラァグキングと呼ばれるが、ドラァグキングにはより広範囲に及ぶ意味もある。最近ではわざと男性らしく演じることと、その役者の性自認や性嗜好とに必ずしも相関を求めない、音楽や声優業などのエンターテインメントを指す用語として使われることが多い。これは、舞台のために女装をする男性が、自身をゲイやトランスセクシュアルと捉えている場合もあれば捉えていない場合もあるということと同様である。男性がドラァグをする時と同じような志に基づき、伝統的に女性のドラァグとして演じられてきた役を女性が演じることを指す「フォ・クイーン」という言葉も用いられる。
※この「ドラァグキングおよびドラァグクイーン」の解説は、「ドラァグ」の解説の一部です。
「ドラァグキングおよびドラァグクイーン」を含む「ドラァグ」の記事については、「ドラァグ」の概要を参照ください。
- ドラァグキングおよびドラァグクイーンのページへのリンク