ドムスとは? わかりやすく解説

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ディー‐オー‐エム‐エス【DOMS】

読み方:でぃーおーえむえす

delayed onset muscle soreness》⇒遅発性筋肉痛


ドムス

名前 Donus

ドムス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 04:38 UTC 版)

ドムスdomus)は、ラテン語家屋または家庭を意味する。古代ローマでは、共和政ローマローマ帝国の時代に上流階級および中流階級の自由民が住んだ住宅を指した[1]。ローマの版図の主要な都市に広く分布していた。近代英語の "domestic"(家庭の) はこの「ドムス」が語源である[2]。裕福なローマ人は都市にあるドムスのほかに、郊外や領地にヴィッラと呼ばれるカントリー・ハウスを所有していた。特に時代が下るとヴィッラに定住するローマ人が増え、ヴィッラは大きくなっていき、周囲に壁を築いて城塞都市化していった。 こうして4世紀以降都市部のドムスから地方の自給自足の荘園を備えたヴィッラに地主市民である富裕層の人口が吸収されることで都市の商工業は衰退し、司教座大司教座の置かれた限られた都市以外は拠点防御のための城砦になり果てた [3]


  1. ^ Frazer, Alfred (1998). The Roman villa. University of Pennsylvania Museum Publication. pp. 64. ISBN 978-0924171598 
  2. ^ Aldrete, Gregory S. (2004). Daily life in the Roman city. Greenwood Press. pp. 75. ISBN 978-0313331749 
  3. ^ 増田四郎 (1988), “とし 都市 【世界の都市史】【ヨーロッパ】[古代ギリシア, ローマの都市]”, 世界大百科事典, 20, 東京: 平凡社, pp. 272, ISBN 4-582-02200-6 
  4. ^ Domus”. LacusCurtius Educational Resource: a Selection of Articles from A 19th-Century Classical Encyclopaedia. 2009年4月28日閲覧。
  5. ^ Rawson, Australian National University, Beryl (1987). The Family in Ancient Rome. Cornell University Press. pp. 128. ISBN 978-0801494604 
  6. ^ Schoenauer, Norbert (1981). 6,000 years of housing. W. W. Norton & Company; 3 Rev Exp edition. pp. 136. ISBN 978-0393730524 
  7. ^ Sample Plan of a Roman House


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