トランスブラジル航空とは? わかりやすく解説

トランス・ブラジル航空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 14:06 UTC 版)

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トランス・ブラジル航空
IATA
TR
ICAO
TBA
コールサイン
Transbrasil
設立 1955年
ハブ空港 ブラジリアプレジデント・ジュセリノ・クビシェッキ国際空港サンパウロコンゴニアス国際空港グアルーリョス国際空港
焦点空港 リオ・デ・ジャネイロガレオン国際空港サントス・デュモン空港
マイレージサービス TransPass
航空連合 未加盟
親会社 サディア
就航地 24
本拠地 ブラジルブラジリアプレジデント・ジュセリノ・クビシェッキ国際空港
代表者 オマール・フォンタナ
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トランス・ブラジル航空(-こうくう、Transbrasil)は、ブラジル航空会社2001年12月に運航停止し消滅した。

概要

設立

ボーイング727-100型機
ボーイング737-300型機

1955年にブラジルの精肉、食品大手のサディア社のオマール・フォンタナにより「Sadia Linhas Aereas(サディア航空)」として設立され、運航を開始した。

最初はダグラス DC-3により、工場のあるフロリアノーポリスとブラジル最大の都市で消費市場でもあるサンパウロの間を、自社製品及びその原料を運ぶ貨物便と旅客便を運航した。

規模拡大

1962年に「Transportes Aéreos Salvador」社を吸収合併し規模を拡大した。1970年に初のジェット機であるBAC 1-11をを導入し、国内幹線への本格的参入を果たした。

1972年には社名を「トランス・ブラジル航空」と変更するとともに、本拠地をフロリアノーポリスから1960年以降ブラジルの首都となったとなったブラジリアに移し、ハブ空港とした。1974年にはボーイング727を導入し同時にカラフルな塗装を導入した。

その後アルゼンチンパラグアイへの近距離国際線にも参入し、さらに新塗装を導入。1980年代にはヴァリグ・ブラジル航空VASP航空などと並ぶブラジル有数の規模の航空会社となった。

長距離国際線参入

1990年代に入ると初の長距離用機材であるボーイング767を導入するとともに、スペインマドリードアメリカマイアミニューヨークにも路線を拡大した他、国際線機材が足りなくなったためにボーイング707などの大型機材を追加導入した。

また国内線にはこれまで使用していたボーイング727-100の代替としてボーイング737-3/400を導入し、ボーイング727-200と併せて国内線路線網も拡大した。

運航停止

しかし、急激に規模を拡大したことによる採算性の悪化と、ヴァリグ・ブラジル航空やTAM航空ゴル航空などとの国内線の競争激化、さらにアメリカ同時多発テロ事件による乗客数低下により経営不振に陥り、2001年12月に運航を停止した。その後ブラジル政府との間に裁判となり、その間ブラジルの主要空港に所有機が放置されていた。

運航機材

ボーイング767型機(最終塗装)

主な就航地

国内

国際線

事故

関連項目





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