デュオレバー・フォーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 03:40 UTC 版)
「フロントサスペンション (オートバイ)」の記事における「デュオレバー・フォーク」の解説
BMWがデュオレバーの商標で販売するHossack/Fior式フォークは、ハブセンターステアリングと同様に完全に操舵系統とサスペンションが分離されて機能する。デュオレバーは始めにスコットランドの技術者であるNorman Hossackが発明し、その後it:Claude Fiorとジョン・ブリッテンによってもレース専用車両に用いられた。ホサック自身はこのシステムをsteered uprightと称したが、2004年からBMWがこの機構を採用した新しいK1200Sを発売した事で世界的に知名度が高まった。その構造は自動車のダブルウィッシュボーンの概念をオートバイ用サスペンションに適用したようなものであり、操舵と緩衝の機能が分離されている。操舵の作動をリンケージ機構を介して伝達する点がハブセンターステアリングに類似しているが、ステアリング機構の一部であるフォークが車軸を支えている点で異なるシステムである。
※この「デュオレバー・フォーク」の解説は、「フロントサスペンション (オートバイ)」の解説の一部です。
「デュオレバー・フォーク」を含む「フロントサスペンション (オートバイ)」の記事については、「フロントサスペンション (オートバイ)」の概要を参照ください。
- デュオレバー・フォークのページへのリンク