モニターアーム
【英】monitor arm, display arm
モニターアームとは、デスクトップPCのモニター(ディスプレイ)を支える可動式の柱状装置である。
ディスプレイは通常、モニタースタンドを装着して用いられる。スタンドは基本的に固定されており、ディスプレイの高さや向きは変えられない。モニターアームに付け替えると、アーム部分が動かせるため、画面位置を前後左右上下に自在に調整できるようになる。画面を縦横に回転できるモニターアームも多い。
大半のモニターアームは机の縁や壁に据え付けられ、アームを伸ばして使用者の使いやすい位置へディスプレイを配置する。ディスプレイの真下のスタンドが除かれるため、空間を活用しやすい。なおモニターアームを机に固定する方式は「クランプ式」「グロメット式」あるいはネジで固定する方式などに区分される。
モニターアームをディスプレイに固定する連結部分のねじ穴などは「VESAマウント」と呼ばれる規格が標準的に採用されており、基本的にディスプレイやモニターアームの種類によらずネジ位置が適合する。ただしモニターアームの耐荷重は別途顧慮する必要がある。
モニターアームは、ディスプレイ配置の最適化、机上空間の有効活用、デュアルディスプレイやマルチディスプレイを省スペースで実現する手段などとして利用されている。
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