ディアナ園亭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/03 23:50 UTC 版)
「ホーフガルテン (ミュンヘン)」の記事における「ディアナ園亭」の解説
庭園の中心には、ディアナ園亭というルネサンス様式の小さな円形の東屋がある。園亭の名は、ローマ神話における月の女神ディアナにちなんでいる。建物は老ハインリヒ・シェーンの手による設計である考えられており、1613年に始まった造園工事のなか、1615年に完成している。 園亭の屋根には、バウァリアの有名なブロンズ像を戴いている。これは、ハンス・クルンパーによる1594年作の像を、フーベルト・ゲルハルトが1623年に複製したものであり、バイエルンの豊饒の象徴である。この像のオリジナルは現在、ミュンヘン宮殿内の宮廷博物館皇帝広間に収められている。 園亭内部には二枚貝の装飾が施された4つの壁泉がしつらえてあり、アンドレ・ジッドの小説『地の糧』の中に登場もしている。 今日では、園亭でコンサートが開催されたり、ダンサーが集って演技を見せたり、ストリートミュージシャンが演奏したりして、庭園を訪れる人を楽しませている。
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