テリー・ハッチャーとは? わかりやすく解説

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テリー・ハッチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/30 10:18 UTC 版)

テリー・ハッチャー
Teri Hatcher
本名 Teri Lynn Hatcher
生年月日 (1964-12-08) 1964年12月8日(58歳)
出生地 カリフォルニア州サニーベイル
国籍 アメリカ合衆国
配偶者 マーカス・レイトホールド(1988年 - 1989年)
ジョン・テニー(1994年 - 2003年)
主な作品
映画
007 トゥモロー・ネバー・ダイ
テレビドラマ
新スーパーマン
デスパレートな妻たち
 
受賞
ゴールデングローブ賞
女優賞 (コメディシリーズ部門)
2004年デスパレートな妻たち
全米映画俳優組合賞
女優賞 (コメディシリーズ)
2004年『デスパレートな妻たち』
その他の賞
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テリー・リン・ハッチャーTeri Lynn Hatcher, 1964年12月8日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サニーベイル出身の女優

略歴

ウェールズ人チョクトーの血を引く核物理学者の父と、フランス、ドイツ、レバノンの血を引く[1]コンピュータ・エンジニア[1]の母の間に生まれる。

フリーモント高等学校卒業後、コミュニティ・カレッジのディアンザカレッジへ進学し数学工学を専攻しながら演技の勉強をする。1984年にはNFLサンフランシスコ・フォーティナイナーズチアリーダーを務めた。在学中に友人の誘いでハリウッドへ。『ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦!!』(1988年)がデビュー作映画である。

主演のクラーク・ケントディーン・ケイン)の同僚である助演のロイス・レーン役を演じた、テレビシリーズ『新スーパーマン』で一躍脚光を浴びる。1997年には、ピアース・ブロスナン主演の『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』でボンドガールの一人となる。2004年に始まったテレビドラマ『デスパレートな妻たち』では主役の一人、シングルマザーのスーザンを演ずる。2005年に『デスパレートな妻たち』のスーザン役でゴールデングローブ賞を受賞[2]。2010年、アメリカで『デスパレートな妻たち』を放映するABCの親会社ディズニー社が運営するディズニー・ファミリー・ドットコムの一部として「GetHatched.com」という女性を応援するライフスタイルに関するウェブサイトを立ち上げ、ウェブビジネスに参入している[3]

2009年10月、米『テレビガイド』がアメリカのテレビ番組におけるギャラを発表し、出演ドラマである『デスパレートな妻たち』の出演料が1話につき、40万ドル(日本円で約4000万円)で女性部門の1位にランクインした。

2010年7月23日付の『TV magazine』がテレビスターたちのギャラをランキングで発表し、『デスパレートな妻たち』の1エピソードあたりの出演料が40万ドル(日本円で約3400万円)でコメディ俳優部門の3位にランクインした。

私生活

1988年にマーカス・レイトホールドと結婚するが翌年離婚。1994年、俳優のジョン・テニーと結婚し、1997年に娘を産むが、2003年に離婚[4]。ピアース・ブロスナンによれば、1997年公開の『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』の撮影中は、ブロスナンに付きまとっていたという[5]。2006年には『アメリカン・アイドル』の司会者ライアン・シークレストとの交際が発覚した[6]が、3回のデートで振られたと語る[7]。同年、女優エヴァ・ロンゴリア と別れた映画・テレビ監督のスティーヴン・ケイとの交際を認める[8]

2006年3月、『ヴァニティ・フェア』誌のインタビューで幼少期に叔父から性的虐待を受けていた事実を告白した。ハッチャーはこの事実を隠していたが、その叔父が後年になって14歳の少女を虐待し、この少女が自殺したことをきっかけに辛い過去を語った[9][10][11]。なお、この叔父は懲役14年の判決を受け、服役して6年が過ぎた2008年に結腸癌で死去した[12]

主な出演作品

映画

公開年 邦題
原題
役名 備考
1988 ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦!!
The Big Picture
グレッチェン
1989 デッドフォール
Tango & Cash
キャサリン・タンゴ(キキ)
1991 ソープディッシュ
Soapdish
Ariel Maloney
デッド・イン・ザ・ウォーター
Dead in the Water
ローラ・スチュワート
1992 ストレート・トーク/こちらハートのラジオ局
Straight Talk
ジャニス
1994 氷の仮面
The Cool Surface
ダニ・ペイソン
1996 ヘブンズ・プリズナー
Heaven's Prisoners
クローデット
2 days トゥー・デイズ
2 Days in the Valley
ベッキー・フォックス
1997 007 トゥモロー・ネバー・ダイ
Tomorrow Never Dies
パリス・カーヴァー
1998 ディープ・ハプニング
Since You've Been Gone
マリア・ゴールドスタイン テレビ映画
1999 悪魔の棲む部屋
Fever
シャーロット・パーカー
2000 ランニング・メイツ/彼女たちの大統領選
Running Mates
Shawna テレビ映画
2001 スパイキッズ
Spy Kids
ミセス・グラデンコ
ラナウェイ・ジェーン
Jane Doe
ジェーン・ドゥ テレビ映画
2003 モメンタム
Momentum
ジョーダン・リップス
2006 コララインとボタンの魔女 3D
Coraline
ママ 声の出演
2013 プレーンズ
Planes
ドッティ
2014 プレーンズ2/ファイアー&レスキュー
Planes: Fire & Rescue
2019 Madness in the Method ジーナ

テレビシリーズ

放映年 邦題
原題
役名 備考
1986-1990 冒険野郎マクガイバー
MacGyver
ペニー・パーカー 6エピソード
1988 新スタートレック
Star Trek: The Next Generation
B.G. ロビンソン 第2シーズン第4話「無法者オコーナ」
L.A.ロー 七人の弁護士
L.A. Law
トレイシー 1エピソード
1989 タイムマシーンにお願い
Quantum Leap
ドナ 1エピソード
1990 TVキャスター マーフィー・ブラウン
Murphy Brown
マデレーン・スティルウェル 1エピソード
1993, 1998 となりのサインフェルド
Seinfeld
Sidra 3エピソード
1993-1997 新スーパーマン
Lois & Clark: The New Adventures of Superman
ロイス・レーン 87エピソード
1998 そりゃないぜ!? フレイジャー
Frasier
マリー 1エピソード
2004 チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ
Two and a Half Men
リズ 第1シーズン第19話「11歳のバースデー」
2004-2012 デスパレートな妻たち
Desperate Housewives
スーザン・メイヤー 181エピソード
2017 SUPERGIRL/スーパーガール
Supergirl
レーア 8エピソード

参照

  1. ^ a b "Teri Hatcher". Inside the Actors Studio.
  2. ^ “第62回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門”. シネマトゥデイ. (2005年1月17日). https://www.cinematoday.jp/news/N0005932 2009年8月5日閲覧。 
  3. ^ セレブライフがのぞける?『デスパ妻』スーザンが女性応援サイトを始動!
  4. ^ “T・ハッチャー、離婚へ”. シネマトゥデイ. (2003年3月7日). https://www.cinematoday.jp/news/N0003062 2009年8月5日閲覧。 
  5. ^ “ピアース・ブロスナン、「007」の思い出と、ボンドを離れる心境を語る”. シネマトゥデイ. (2005年4月26日). https://www.cinematoday.jp/news/N0006391 2009年8月5日閲覧。 
  6. ^ “ライアン・シークレスト、テリー・ハッチャーとの交際を認める”. シネマトゥデイ. (2006年4月4日). https://www.cinematoday.jp/news/N0008145 2009年8月4日閲覧。 
  7. ^ “テリー・ハッチャー、たった3回のデートでライアン・シークレストにふられる”. シネマトゥデイ. (2006年5月15日). https://www.cinematoday.jp/news/N0008298 2009年8月5日閲覧。 
  8. ^ “テリー・ハッチャー、新恋人はエヴァ・ロンゴリアの元彼”. シネマトゥデイ. (2006年11月20日). https://www.cinematoday.jp/news/N0009469 2009年8月5日閲覧。 
  9. ^ “テリー・ハッチャー、子供の頃の性的虐待を告白”. シネマトゥデイ. (2006年3月10日). https://www.cinematoday.jp/news/N0008016 2009年8月5日閲覧。 
  10. ^ Bennetts, Leslie (2006年4月). “Teri Hatcher’s Desperate Hour” (英語). ヴァニティ・フェア. http://www.vanityfair.com/fame/features/2006/04/hatcher200604?currentPage=1 2009年7月10日閲覧。 
  11. ^ Lynch, Jason (2006年3月27日). “Teri's Secret Pain” (英語). ピープル. http://www.people.com/people/archive/article/0,,20061703,00.html 2009年7月10日閲覧。 
  12. ^ “子供時代のテリー・ハッチャーに性的虐待をした叔父が刑務所で死去”. シネマトゥデイ. (2008年8月25日). https://www.cinematoday.jp/news/N0014981 2009年8月5日閲覧。 

外部リンク


テリー・ハッチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 00:27 UTC 版)

児童性的虐待」の記事における「テリー・ハッチャー」の解説

2006年3月雑誌ヴァニティ・フェア』のインタビュー5歳の頃に叔父から性的虐待受けていたことを告白性的虐待受けたことは両親にも長年隠していたが、叔父による性的虐待被害者14歳女性拳銃で頭を打ち抜き自殺したことを知りショックを受け、証言することを決意した叔父ハッチャー証言により刑務所送られ懲役14年実刑判決下った判決から6年後、結腸がんにより獄中亡くなった

※この「テリー・ハッチャー」の解説は、「児童性的虐待」の解説の一部です。
「テリー・ハッチャー」を含む「児童性的虐待」の記事については、「児童性的虐待」の概要を参照ください。

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