チョークとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 21:24 UTC 版)
「ティップ (ビリヤード)」の記事における「チョークとの関係」の解説
ティップはチョークを塗らないと撞いた瞬間にボール表面をスリップし、回転を掛けることができない。ティップ表面に付着したチョークは手球を撞いた際の衝撃でテーブル上へ落ちていくため、毎回、あるいは数回に1度はチョークを塗る必要がある。 柔らかいティップのほうが比較的チョークが付着しやすい。合成樹脂製のように硬度が高いティップにはなかなかチョークは付着しない。そのため合成樹脂製のティップには表面に微細な加工が施されているものもある。 チョークを塗る際に常に同じ方向へ動かしているとチョーク内に含まれる研磨剤により、その方向に対してなびくことができる繊維のみが残り、ティップ表面がテカりやすくなる。従って、逆方向へ塗るなどすることで寝ていた繊維を起こすとティップ表面がテカるまでの期間を遅くすることができる。また、チョークを強く当てて塗ると研磨剤によって表面の磨耗が早まり、やはりティップ表面がテカりやすくなる。 複数のチョークを用いるとティップ表面で粒子が混ざり合いティップに良くないとされる。また、チョークには研磨剤が含まれているため、窪みの丸みが異なるチョークを利用しているとティップにつけた丸みにも影響が出る。これらの理由でマイチョークを必ず携行するプレイヤーもいる。
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