チャールズ・ラムの随筆
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「夢の子供たち」の記事における「チャールズ・ラムの随筆」の解説
この作品はチャールズ・ラムが1822年に出版した『エリア随筆』(Essays of Elia)中の一編、「Dream-Children ; A Reverie」から霊感を得ており、エルガーは楽譜に下記のようなエッセイの抜粋を書き入れている。エッセイは改行なしで4ページ以上に及び、夢想が繰り広げられる。アリスとジョンという「小さな者たち "little ones"」を呼び、曾祖母のフィールドと彼女の家のこと、そしてもう1人のアリスに対する彼自身の求婚、願い、やがて訪れる絶望が語られる。 * * * And while I stood gazing, both the children gradually grew fainter to my view, receding, and still receding till nothing at last but two mourn- ful features were seen in the uttermost distance, which, without speech, strangely impressed upon me the effects of speech: "We are not of Alice, nor of thee, nor are we children at all. * * * * We are nothing; less than nothing, and dreams. We are only what might have been." * * * 「アリス」という名前はエルガー自身の人生においても重要であった。彼が親しく交際する中で数々の霊感を得たアリス・ステュアート=ウォートリーのみならず、彼の妻もまたアリスであった。ただし、エルガーとステュアート=ウォートリーとの出会いは1902年であり、両者が親交を深めるのはさらに数年後のことである。
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