チャストゥーシカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 05:52 UTC 版)
チャストゥーシカは1870年代にグレープ・ウスペンスキーによって初めて術語として使われた呼び名で、ロシア・フォークロアの一大ジャンルを形成する。形容詞チャーストゥイ(「速い」の意)から発するとされるが、呼称は地方によって異なる。通常4行からなり、決まった音節数(通常は8・7・8・7)を持つ即興詩を短い旋律に乗せて歌う。詩は必ず複数であることから、チャストゥーシキと複数形で呼ばれることも多い。2-4行ずつを複数人で歌い合い、詩が途切れないように競う場合もある。旋律は、地方独特のものから全国で見られるものもあり、歌われる内容は多種多様である。踊りであるプリャースカと同時あるいは交代で歌われる。通常は楽器による伴奏がつき、伴奏がない場合は、手やコップなどを叩いて拍子を取る。
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