チャクシ

デジタル大辞泉

ちゃく‐し【嫡嗣】

読み方：ちゃくし

１ 嫡出の嗣子。正妻から生まれた子で家督を継ぐ人。てきし。

２ 宗教・芸能などで、流派の正統を継ぐ人。てきし。

ちゃく‐し【嫡子】

読み方：ちゃくし

１ 家督を継ぐ者。普通は長男。また、一般的にその家を継ぐ人。てきし。

２ 正妻の生んだ子。嫡出子(ちゃくしゅつし)。⇔庶子。

歴史民俗用語辞典

嫡子

読み方：チャクシ（ｃｈａｋｕｓｈｉ）

（１）嫡出の子。
（２）嫡出・庶出などの別なく、養子を含めて家督を継ぐ子。
（３）江戸時代後期、大名や交替寄合などの家督を継ぐべき男子。
（４）明治時代、嫡出の長男、家督相続人の意に用いた。

沖縄大百科

チャクシ

読み方：ちゃくし

これは方言ではないが,おじいやおばあは,長男とはいわずにチャクシ(嫡子)という。嫡子というのは家督を相続する者という意味で世継ぎや跡取りのこと。そのため沖縄では長男が大事にされてきた。その理由の一つがトートーメー(位牌)継承の慣わしに起因している。