チチッパベンケイとは? わかりやすく解説

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チチッパベンケイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 02:56 UTC 版)

チチッパベンケイ
福島県飯豊山 2010年8月
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ上類 Superrosids
: ユキノシタ目 Saxifragales
: ベンケイソウ科 Crassulaceae
: ムラサキベンケイソウ属 Hylotelephium
: チチッパベンケイ
Hylotelephium sordidum
学名
Hylotelephium sordidum (Maxim.) H.Ohba
シノニム

Sedum sordidum Maxim.

和名
チチッパベンケイ(乳葉弁慶)

チチッパベンケイ(乳葉弁慶、学名:Hylotelephium sordidum)はベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属多年草。別名、チチッパベンケイソウ

特徴

花茎は汚赤紫色を帯び、長さは10-25cmになり斜上する。は茎と同じく汚赤紫色を帯び、無柄で普通互生するが稀に対生し、多肉質で厚く、形は卵形、広卵形から卵円形で、長さ2.5-4.5cm、幅1.5-3cmになる。葉先は鈍頭、基部は急に細くなって柄状になり、縁には波状またはまばらな鈍鋸歯がある。

花期は9-10月。茎の先端に散房状花序をつくり、球形に多数の5弁のをつけ、花柄には葉状の苞がある。萼片は5個で長さ1mmの3角状卵形。花弁は長さ3.5mmあり、広楕円形で淡黄緑色になる。雄蕊は10本あり花弁より長く、葯は裂開直前に橙赤色になる。雌蕊は5個あり長さ3mmになる。

分布と生育環境

日本固有種で、本州の東北地方および中部地方の多雪地帯に分布し、山地の岩上、石積みの中、まれに樹上、屋根上などに生育する。

ギャラリー

変種

  • オオチチッパベンケイ Hylotelephium sordidum (Maxim.) H.Ohba var. oishii (Ohwi) H.Ohba et M.Amano(シノニム:Sedum oishii Ohwi)-福島県伊達市が基準産地で、2007年レッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)。

参考文献




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