ヴァーゲンザイル:チェンバロのためのディヴェルティメント
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ヴァーゲンザイル:チェンバロのためのディヴェルティメント | Sechs Divertimenti für Cembalo/Klavier Op.1 | 作曲年: 1753年 |
作品解説
ここでは「ディヴェルティメント」とは小規模なソナタのことを指す。
第1曲から第6曲までで構成されている。マリア・テレジアの娘マリア・アンナに献呈された。教育的な意味合いが込められていて、だんだんと難易度が高まるようにまとめられている。決して複雑になることなく、テクニックや和声、作品の構造を学ぶことができるように作曲され、教育用として完成度の高い曲集である。装飾やトリルを用いたギャラント様式に一層の深みをみせている。
ディヴェルティメント1 アレグロ・アッサイ/アンダンティーノ/テンポ・ディ・メヌエット-トリオ
ディヴェルティメント2 アレグロ・アッサイ/メヌエット-トリオ/アレグロ・アッサイ
ディヴェルティメント3 アレグロ・アッサイ/アンダンテ・マ・モルト/トリオ
ディヴェルティメント4 アレグロ・モデラート/アレグロ・モルト/メヌエット-トリオ
ディヴェルティメント5 アレグロ・モルト/メヌエット-トリオ/アレグロ
ディヴェルティメント6 アレグロ/ラルゴ/メヌエット-トリオ/スピリトーゾ
ヴァーゲンザイル:チェンバロのためのディヴェルティメント
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ヴァーゲンザイル:チェンバロのためのディヴェルティメント | Sechs Divertimenti für Cembalo/Klavier Op.2 | 作曲年: 1755年 |
作品解説
宮廷鍵盤教師をしていたヴァーゲンザイルが、鍵盤楽器教育のために公妃に献呈した作品集。作品1と同様に教育的目的が込めらているが、この作品2は難易度でいえばより多様になっている。当時のウィーンにみられる多彩な装飾、主題の反復などが特徴。演奏することで自然と曲の構造をつかむことができるように巧に練られていて、教育的でありながら優雅で美しいソナタ集である。
ディベルティメント1 ハ長調 アレグロ/アンダンテ/メヌエット-トリオ
ディベルティメント2 ト長調 アレグロ/アンダンテ/テンポ・ディ・メヌエット
ディベルティメント3 ヘ長調 アレグロ/ラルゲット/テンポ・ディ・メヌエット
ディベルティメント4 ト長調 アレグロ/メヌエット-トリオ/ポロネーズ/アレグロ・アッサイ
ディベルティメント5 ハ短調 アレグロ・モデラート/メヌエット-トリオ/アレグロ・アッサイ
ディベルティメント6 ホ長調 アレグロ/メヌエット-トリオ/アンダンティーノ/テンポ・ディ・メヌエット
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