チアルジンとは? わかりやすく解説

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2,4,6‐トリメチル‐5,6‐ジヒドロ‐4H‐1,3,5‐ジチアジン

分子式C6H13NS2
その他の名称チアルジン、Thialdine、2,4,6-Trimethyl-5,6-dihydro-4H-1,3,5-dithiazine、2,4,6-Trimethyl-1,3-dithia-5-azacyclohexane
体系名:2,4,6-トリメチルジヒドロ-4H-1,3,5-ジチアジン、ジヒドロ-2,4,6-トリメチル-4H-1,3,5-ジチアジン、2,4,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-4H-1,3,5-ジチアジン、2,4,6-トリメチル-1,3-ジチア-5-アザシクロヘキサン


チアルジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 15:18 UTC 版)

チアルジン
thialdine[1]
識別情報
CAS登録番号 638-17-5
特性
化学式 C6H13NS2
モル質量 163.29
外観 昇華性のある白色結晶
匂い 甲殻類のロースト香
融点

47℃

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

チアルジン: thialdine)は、化学式C6H13NS2 で表される六員環複素環式化合物の一種。常温では白色の結晶で、昇華性がある。天然には食肉甲殻類の一部、アズキなどに存在する。

用途

サクラエビや南極産オキアミなどを茹でた際の主要な香り成分の1つである[2]香料用途としては松垣薬品工業が製造し、海産物や肉製品のフレーバーとして使用される[1]

製造

アンモニアの20%水溶液に硫化水素ガスを加え、20~30℃でアセトアルデヒドを滴下させて得られる[1]

NH3 + H2S + 3CH3CHO → C6H13NS2 + 2H2O + 1/2O2

脚注

  1. ^ a b c 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
  2. ^ 加熱条件および呈味性生体成分の甲殼類香気に及ぼす影響(科学研究費補助金データベース)



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