ダーシーの法則とハーゲン・ポアズイユの式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/22 01:28 UTC 版)
「血流」の記事における「ダーシーの法則とハーゲン・ポアズイユの式」の解説
以下にダーシーの法則(Darcy's law、上の式)およびハーゲン・ポアズイユの式(下)を示す。 F = Δ P R {\displaystyle F={\frac {\Delta P}{R}}} R = ( ν L r 4 ) ( 8 π ) {\displaystyle R=\left({\frac {\nu L}{r^{4}}}\right)\left({\frac {8}{\pi }}\right)} 記号: F = blood flow 血流 (m*s-1) P = pressure 圧 (Pa) R = resistance 抵抗 (m-1) ν = fluid viscosity 流体の粘度 (Pa·s) L = length of tube チューブ長(m) r = radius of tube チューブ半径(m) 2番目の式で示されるように、チューブの半径によって劇的に抵抗は変化する。こうした原理で、寒さなどで血管がわずかに収縮すると極端に血流が低下することになるわけであるし、入浴などして血管の半径がわずかに大きくなると血流は一気に増えるわけである。また、血管形成術ではバルーンカテーテルによりわずかに半径を大きくすることで血流を増大させることが可能になるのである。
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