ダルマの地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 06:45 UTC 版)
「バガヴァッド・ギーター」の記事における「ダルマの地」の解説
『バガヴァッド・ギーター』において最初にダルマという言葉が出てくるのは一句目、ドリタラーシュトラが戦場であるクルクシェートラについて言及する場面である。この場面は通常「ダルマの地」、「正義の地」、あるいは「真実の地」などと訳される。フォウラーによればこの一句のなかのダルマはサナターナ・ダルマ(sanatāna dharma)を指している。ヒンドゥー教徒にとって、宗教的、伝統的思想を広い見地から包括する意味での宗教であり、いわゆる「宗教」よりも気軽に使える言葉である。従って「ダルマの地」は、勝者によりこれより真実が明らかにされる正義の地と読み解くことができる。 反英独立運動家で哲学者のオーロビンドは「ダルマの地」を「行為の地」と呼んでいる 。哲学者でインドの第二代大統領のサルヴパッリー・ラーダークリシュナンは「美徳を争う戦場たる世界(Bhavsagar)」と呼んでいる。
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