ダルマガレイ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 10:10 UTC 版)
ダルマガレイ科 | |||||||||||||||||||||
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ナガダルマガレイ属の1種 Arnoglossus laterna
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分類 | |||||||||||||||||||||
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英名 | |||||||||||||||||||||
Lefteye flounders |
ダルマガレイ科(ダルマカレイか、Bothidae)はカレイ目の科の1つ。全世界の温帯から熱帯海域に生息する[1]。
形態
眼は左側にある。尾鰭は主に17軟条で、背鰭・臀鰭とは不連続。腹鰭は6-7軟条で、有眼側の腹鰭は正中線上にあるのに対し、無眼側の腹鰭は有眼側より後方に、正中線より上にずれて起始し、基底が弧を描く。前鰓蓋骨の縁は皮膚に隠されない。側線は眼下に進入しない。肉間骨は5列[2]。
雄において、胸鰭や背鰭・臀鰭の軟条が伸びる、無眼側に黒い模様が現れる、などの性的二型が見られる種がある[2]。
分類
- Arnoglossus Bleeker, 1862 ナガダルマガレイ属 - 35種
- Asterorhombus Tanaka, 1915 セイテンビラメ属 - 3種
- Bothus Rafinesque, 1810 ホシダルマガレイ属 - 16種
- Chascanopsetta Alcock, 1894 ザラガレイ属 - 8種
- Crossorhombus Regan, 1920 コウベダルマガレイ属 - 5種
- Engyophrys - 2種
- Engyprosopon Günther, 1862 ダルマガレイ属 - 30種
- Grammatobothus ミツメダルマガレイ属 - 3種
- Japonolaeops - ヒナダルマガレイ1種
- Kamoharaia - ワニガレイ1種
- Laeops Günther, 1880 ヤリガレイ属 - 12種
- Lophonectes - 2種
- Monolene - 11種
- Neolaeops - オオクチヤリガレイ1種
- Parabothus スミレガレイ属 - 9種
- Perissias - 1種
- Psettina Hubbs, 1915 イイジマダルマガレイ属 - 10種
- Taeniopsetta Gilbert, 1905 イトヒキガンゾウビラメ属 - 2種
- Tosarhombus ヤツメダルマガレイ属 - 6種
- Trichopsetta - 4種
脚注
- ^ a b “Bothidae in Fishbase”. 2014年7月6日閲覧。
- ^ a b “Bothidae in FAO”. 2014年7月6日閲覧。
- ^ “Bothidae in BISMaL”. 2014年7月6日閲覧。
ダルマガレイ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:41 UTC 版)
詳細は「ダルマガレイ科」を参照 約20属160種からなり、カレイ上科の中では最大のグループである。ヒラメ科と同じく、左側眼で温暖な海に分布する。腹鰭は左右非対称で、有眼側の基底部分が長い。筋肉の中に「肉間骨」と呼ばれる小さな骨が多数存在しているため、食用として利用されることは比較的少ない。ダルマガレイ、トゲダルマガレイ、コウベダルマガレイなど。
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