ダイレクト可変バルブリフト機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 14:40 UTC 版)
「スバルの可変動弁機構」の記事における「ダイレクト可変バルブリフト機構」の解説
ダイレクト可変バルブリフト機構はバルブリフトを2段階に変化できる可変バルブリフト機構である。前述のAVCSと組み合わされ、EZ30の吸気側に採用された。しかし、後継のEZ36では吸排気ともにAVCSを搭載する替わりに、ダイレクト可変バルブリフト機構は廃止された。 可変バルブリフト機構の代表はロッカーアームに可変機構を組み込んだホンダのVTECであるが、ダイレクト可変バルブリフト機構ではロッカーアームは存在しない。その代わり、バルブリフターに可変機構を組み込んでいる。 この機構はポルシェのバリオカムプラスで採用されている可変バルブリフト機構と同一のものである。ロッカーアームを必要とせず直打式のままでリフト量を変化させる事が出来る為、重量とスペースの増加を抑えられるメリットがある。スペースが厳しい水平対向DOHCエンジンに採用しやすい機構と言える。 この機構を採用したEZ30では低中回転域において吸気2バルブそれぞれのリフト量に差をつけることで渦流を発生させ、燃焼状態を向上させている。これは下に述べるi-AVLSでも使われている。
※この「ダイレクト可変バルブリフト機構」の解説は、「スバルの可変動弁機構」の解説の一部です。
「ダイレクト可変バルブリフト機構」を含む「スバルの可変動弁機構」の記事については、「スバルの可変動弁機構」の概要を参照ください。
- ダイレクト可変バルブリフト機構のページへのリンク