タイポグラフィにおける考慮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:11 UTC 版)
「大文字と小文字」の記事における「タイポグラフィにおける考慮」の解説
小文字のグリフは、大文字のグリフを単に小さくしただけの場合(“C”と“c”、“S”と“s”など)もあれば、一見ほとんど関係ないように見える場合(“D”と“d”、“G”と“g”など)もある。以下に英語アルファベットの大文字と小文字を上下に並べたものを挙げる(正確な表現は、使用する書体やフォントによって異なる)。 大文字A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z 小文字a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z タイポグラフィ的には、大文字と小文字の基本的な違いは、大文字が大きくて小文字が小さいということではなく、一般的に大文字は高さが全て同じであるということである。ただし、書体によっては例外もあり、特に“Q”や“J”はベースラインよりも下にはみ出る場合もある。また、様々なダイアクリティカルマークは文字の通常の高さに追加することができる。 小文字の高さには、一般的な小文字の高さよりも上にはみ出るもの(アセンダー)や下にはみ出るもの(ディセンダー)があるため、バリエーションが多い。通常、b,d,f,h,k,l,tはアセンダーを持つ文字で、g,j,p,q,yはデセンダーを持つ文字である。また、一部の伝統的なフォントや古典的なフォントで使われている旧式の数字では、6と8がアセンダーを持ち、3、4、5、7、9がディセンダーを持つ。
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