ソ連の歓喜と蒋介石の落胆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 12:56 UTC 版)
日中戦争が勃発したことはソ連政府にとって、うれしくて我慢できないほどだったことはソ連外相のマクシム・リトヴィノフがフランスのレオン・ブルム副首相に伝えている。 ブルムによると、リトヴィノフは「自分自身もソ連も日本が中国を攻撃したことをこの上なく喜ばしく思っている」、さらに「ソ連は中国と日本の戦争ができるだけ長く続くことを望んでいる」と語った。 一方、上海事変の勃発は蒋介石を落胆させ、張治中には疑いの目を向け翌9月には司令官から罷免させたが公式にはその正体に言及することはなかった。1949年国民党政府は台湾に追われ、その際張治中と邵力子という蒋介石政権の中枢部に食い込んだふたりのスパイは大陸に残り中国共産党に合流した。
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