ソナタ第1番ト短調 BWV1001
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「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の記事における「ソナタ第1番ト短調 BWV1001」の解説
全6曲の導入にふさわしい厳粛な雰囲気を持っている。なおバッハは、この曲の第2楽章を、リュートのためにも編曲している(フーガ ト短調 BWV1000)。 Adagio 4重音から始まり、全曲を通じて重音を多用する。自由な旋律の動きをもち、プレリュード風の曲である。 Fuga. Allegro 4弦しかないヴァイオリンで複数声部のフーガを滑らかに弾くのは技巧が必要である。途中に単旋律が現れるが、ヴァイオリンの残響を利用して旋律を支える和音も表現されており、バッハの高い作曲技術が垣間見える。 Siciliana 変ロ長調 その名の通りシチリアーナ形式の舞曲。 Presto 上昇音型、下降音型を多用する。後にブラームスがピアノによる編曲を二曲遺している。
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