ゼーゲルン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 07:42 UTC 版)
ゼーゲルンはブラームシェの北、同名の騎士農園の西に位置する農村である。 一般の通行が禁止されたシナノキの並木道が、ゼーゲルナー・ハーゼから水を引いた2つの堀に囲まれた騎士農園に続いている。18世紀末に建設された主館は、機能的で簡素な、3階建て、3翼からなる建物である。この館は、14世紀に初めて記録が遺る城砦の敷地に建てられた。現存する施設で最も古い部分は、1階に銃眼を有する楼門であるが、時計が設置されたバロック様式の円蓋は18世紀に造られたものである。ゼーゲルン騎士農園は数世紀の間に何度も主が交替した: 1793年にフリードリヒ・フィリップ・フォン・ハンマーシュタイン・ツー・エクヴォルトがこの農園を手に入れ、主館の新設を命じた。彼は多額の負債を抱え、直接的な相続人がないまま1802年に亡くなったため、1817年に徴税官ラートゲンがこの農園を獲得した。その後、彼の義娘を介してフォン・ラッパルト家の所有となった。その後継者が現在の所有者であるフォン・ボック・ウント・ポーラハ家である。1870年頃にプロイセンの少佐であった若き日のパウル・フォン・ヒンデンブルクがしばしばこの農園を訪れている。彼は、イルメンガルト・フォン・ラッパルトと婚約したのだが、彼女は1871年にわずか17歳で亡くなってしまった。
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