徴税官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:22 UTC 版)
趙奢は元は「田部の吏」と呼ばれる田地の徴税官であった。ある時、税金を払わなかった平原君の家の者を厳しく咎め、訴訟を行って9人を死罪に処した。それを知って激怒した平原君は趙奢を殺そうとしたが、趙奢が「彼らは私腹を肥やしておりました。私は法に則っただけです。法が守られなくては国は繁栄せず、法を軽んじれば国は衰退します。そして王族であるあなたが法を守らなくては、一体誰が守るものでしょうか」と理路整然と反論した事で、逆に平原君にその勇気と見識を認められ、恵文王に推挙されて趙の国税の管理を任される。趙奢は公平に税をかけたために、趙の国民は豊かになり、国庫は充実し、趙の国力は増強した。
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