セントルイス美術館版
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「パリスの審判 (クラナッハ)」の記事における「セントルイス美術館版」の解説
制作年:1530年 技法 :油彩・板 サイズ:50.8 x 36.4 cm 所蔵:セントルイス美術館所蔵 セントルイス美術館版ではパリスがアプロディテに勝利を与えた場面を描いている。ヘルメスは孔雀の羽をあしらった見事な衣装を身にまとい、手に黄金の宝玉を持っている。アプロディテはその宝玉に手を乗せ、あごを持ち上げて誇らしげな態度で描かれている。対して右端のヘラは恥ずかしげに背中を向けて鑑賞者の側に振り向き、中央のアテナは頭を傾けている。 絵画が最初に記録されたのはドイツのテューリンゲン州ゴータ、ゴータ州立博物館(Gotha Landesmuseum)の1890年の目録である。1932年3月4日、ベルリンのヴァン・ディーメン・ギャラリー(Van Diemen Gallery)とニューヨークのニューハウス・ギャラリー(Newhouse Gallery)は絵画を共同で所有し、ニューハウス・ギャラリーは同年4月28日にセントルイス美術館に売却した。
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