センシェント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/13 19:36 UTC 版)
センシエントの概念ができる前のプロセスワークは、1次プロセスと2次プロセスの対話、統合に比較的重点が置かれていた。しかし、それならば感情が切り離される前に、最初からクライアントがドリーミングとの繋がりを保つようにすることが本質ではないか、と考えられ「センシェント(エッセンス、微細)」の概念が登場することとなった。センシェントに注目することにより、対立を必ずしも必要としない統合の方向性が示された。 センシェントのレベルでは、シグナルになる少し前の部分に焦点をあてるため、物事はまだ症状などの具体的な形を取っておらず、こういったものの中には注意を払わないままにしておくと、問題、症状といった形で病理的に発展してくるものも多い。ふとよぎる直観や、微細な感覚など、「フラート」と呼ばれる領域や技法も比較的同時期に発表されている。この「背景」にいつも気付いている能力を「24時間の明晰夢」とアーノルド・ミンデルは呼んだ。
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