セラミック系材料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 16:42 UTC 版)
「歯科用CAD/CAMシステム」の記事における「セラミック系材料」の解説
従来の歯科用陶材、アルミナス陶材、ジルコニアセラミックスの3種類に大別される。特に、高強度を有するジルコニアセラミックスでは、多くの場合、その高強度ゆえに完全焼結後の切削加工が困難であり、半焼結体の状態で加工が施される。このため、その後の焼結プロセスにおいておよそ20%程度の収縮を生じるが、手作業に拠る製作工程でこの収縮量を補償するのは困難であった。そこで、コンピュータシミュレーションの力を借りて初めてこの問題の解決をみることとなり、ジルコニアセラミックスの普及が歯科用CAD/CAMシステムの世界的普及の大きな要因となっている。日本国内では、健康保険制度の兼ね合いからジルコニアセラミックスの普及は海外ほどには達していないが、原材料となるジルコニアの高純度粉末は日本がその大半を世界に供給していると言われている。
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