セラフィム司教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 15:52 UTC 版)
「ティンキャン大聖堂」の記事における「セラフィム司教」の解説
他に主要な人物としてセラフィム司教があり、実名はステファン・ウストボルスキー(英語版)である。かつて、この人物はサンクトペテルブルクのロシア聖教会会議(英語版)によって聖職を剥奪されていた。ヨーロッパを旅したセラフィムは巡礼地アトス山に個人的な目的で着くと、本人の説明では司教と自称する聖アンフィムの手で司教に叙されたという。当時、ロシア正教会を制御しようとロシア聖教会会議にロシア皇帝が挑んでおり、聖アンフィムは皇帝への恨みを抱き、セファリムは新世界で報復に肩入れせよと言い含められたという。 北アメリカに渡ったセラフィムはフィラデルフィアのウクライナ人司教の所に短い間、身を寄せた。ウィニペグに到着した時にはロシア正教会その他のどんな権威にも忠誠心を捨てた巡業聖職者として振る舞い、カナダ平原部(英語版)に住むウクライナ人にはキリスト教の起源から続く伝統に基づいて受容されていった。
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