セオドール・TY02とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > セオドール・TY02の意味・解説 

セオドール・TY02

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 05:16 UTC 版)

セオドール・TY02
ヤン・ラマースがドライブするTY02、1982年オランダグランプリ
カテゴリー F1
コンストラクター セオドール
先代 セオドール・TY01
後継 セオドール・N183
主要諸元
エンジン コスワースDFV 3.0リッター V型8気筒
タイヤ エイヴォン, グッドイヤー
主要成績
ドライバー デレック・デイリー, ヤン・ラマース, ジェフ・リース, トミー・バーン
出走時期 1982年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 0
初戦 1982年南アフリカグランプリ
最終戦 1982年ラスベガスグランプリ
出走 優勝 表彰台 ポール Fラップ
14 0 0 0 0
テンプレートを表示

セオドール・TY02 (Theodore TY02) は、イギリスのレーシングチーム、セオドール1982年F1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー

開発

セオドール・TY02は前作のTY01同様トニー・サウスゲートが設計した。シーズン中に2台が製作された。マシンはハニカム構造のアルミニウムモノコックを持ったグラウンド・エフェクト・カーであった。サイドポンツーンが非常に広く、操縦が困難なマシンであった。エンジンはコスワースDFVを搭載した。

レース戦績

ドライバーはシーズンを通して予選通過のために苦戦した。開幕戦南アフリカには間に合わず、第2戦ブラジルからの投入となった。デレック・デイリーは2戦でリタイアしている。第4戦はFOCAのボイコットに応じて不参戦となった。ヤン・ラマースは6戦中予選通過は1回、トミー・バーンは5戦中2回、ジェフ・リースは第8戦カナダのみの参加であり予選通過したが、いずれのドライバーも完走できなかった。

1983年に入るとチームは元々エンサインのマシンであったN183を投入、N183はチームにポイントをもたらした。

セオドールがF1を撤退した後、TY02は1984年にビル・テンペロに売却されCan-amに参戦した。

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム ドライバー タイヤ No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント 順位
RSA
BRA
USW
SMR
BEL
MON
DET
CAN
NED
GBR
FRA
GER
AUT
SUI
ITA
CPL
0 -
1982年 セオドール・レーシング G
デレック・デイリー 33 DNF DNF
ヤン・ラマース DNQ DNQ DNQ DNF DNQ DNQ
ジェフ・リース DNF
トミー・バーン DNQ DNF DNQ DNQ DNF

参考文献

  • Adriano Cimarosti: Das Jahrhundert des Rennsports. Autos, Strecken und Piloten. Motorbuch-Verlag, Stuttgart 1997, ISBN 3-613-01848-9.(ドイツ語)
  • David Hodges: A-Z of Grand Prix Cars. Crowood Press, Marlborough 2001, ISBN 1-86126-339-2.(英語)
  • David Hodges: Rennwagen von A-Z nach 1945. Motorbuch-Verlag, Stuttgart 1994, ISBN 3-613-01477-7.(ドイツ語)
  • Pierre Menard: La Grande Encyclopedie de la Formule 1. 2. Auflage. Chronosports, St. Sulpice 2000, ISBN 2-940125-45-7.(フランス語)

外部リンク





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「セオドール・TY02」の関連用語

セオドール・TY02のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



セオドール・TY02のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのセオドール・TY02 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS