スーパーファインピッチFDトリニトロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 22:42 UTC 版)
「ハイビジョンブラウン管テレビ」の記事における「スーパーファインピッチFDトリニトロン」の解説
ソニーが開発したトリニトロンブラウン管。 FDトリニトロン管より約1.6倍ピッチが細かく、電子銃は10%フォーカス性能が上昇。ソニー最後の民生用ブラウン管。 搭載機種で初めて地上デジタルチューナーが内蔵されたのはHR500だったが、それがスーパーファインピッチFDトリニトロン搭載機種の最終機種であったため、地上デジタル放送対応モデルはHR500が最初で最後となった。 搭載機種(太字は統合デジタル高画質システム「ベガエンジン」搭載モデル) ソニーHD700(32・36型のみ)/800/600/900・DZ900/950・DX850・HR500・Q015-KX36 高精細ブラウン管の性能すべてを使い切るため、QUALIA 015 (Q015-KX36) ではさらに高画質を追求し『カラーフィルター付きスーパーファインピッチFDトリニトロン』となった。デジタルコンバージェンスや電子銃の改良、一層の広帯域化、マイスターと呼ばれる調整人による1台ごとのチューニングにより、画質は民生用ブラウン管の中で最高となった。しかし値段が100万円を超す受注生産方式で、薄型テレビが売り場を独占し始めた時期に発売されたのも相まって販売は苦戦することとなった。
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