スライドバンボディシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 08:13 UTC 版)
「JR貨物チキ100形貨車」の記事における「スライドバンボディシステム」の解説
スライドバンボディシステムとは、トラックの荷台(バンボディ)の下面にそりを設け、トラックに装備した油圧ウィンチでワイヤーを介してバンボディのみをスライドさせ、貨車に積み替える荷役方式である。この方式の利点として、フォークリフトなどの荷役機械を使用しないため、架線下でも積替えが容易であり、かつ迅速に行えること、大形荷台の鉄道利用が容易であること、ピギーバック方式とは異なり、荷台だけが載るため積載効率が優れていること、トラックの使用効率が高くなることや長距離運行を減らせることなどが挙げられる。その一方でトラックが来ないと荷降ろしできないなどの欠点もある。 本形式は実質的にはコンテナ車であるが、積荷がトラックのバンボディであり、コンテナ車でも車運車でもない独特の貨車であるため、その形状から長物車に分類された。
※この「スライドバンボディシステム」の解説は、「JR貨物チキ100形貨車」の解説の一部です。
「スライドバンボディシステム」を含む「JR貨物チキ100形貨車」の記事については、「JR貨物チキ100形貨車」の概要を参照ください。
- スライドバンボディシステムのページへのリンク