スモックの歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 00:00 UTC 版)
伝統的なスモックでは、施される刺繍の様式は地域によって異なり、車輪型の刺繍は荷馬車引きや御者、羊と牧羊杖の形をした刺繍は羊飼いなど、職業ごとに伝統的なものをモチーフにした。刺繍はスモック本体と同色のリンネルで施されることが多かった。 これら伝統的なスモックは、19世紀中ごろには廃れ、着用されなくなった。 その後、女性や子供のファッションとして、伝統的なスモックにならってデザインされたブラウスが作られるようになった。カトリックの聖歌隊が着ているスモックが有名で、これらは上質なリンネルやコットンで作られ、コットンフロスで施された繊細なスモッキングがスモック本体の色とコントラストをなしている。パステルカラーのスモッキングが施されたスモック、またはスモックをモチーフとしたブラウスは、こんにちでも乳幼児の衣服として一般的である。
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