スポーツへの利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/04 00:02 UTC 版)
心拍数と運動による身体への負荷は線形関係にあるため、運動中の心拍数を把握することで、科学的なトレーニングを行うことが可能となる。 例えば、ランニングやサイクリングの場合、走行するコースの勾配、風向きや風速、個人の運動能力などによって、同じ速度で走行していても、身体への負荷の大小は異なる。よって、どの程度の強度の運動をしているのかを客観的に把握するためには、運動中の心拍数を知る必要がある。また目標とする運動強度を心拍数によって定め、それに合わせて運動を行うことで、トレーニング効果を高め、達成度を知ることで心理的にも積極的にトレーニングを行うことが可能となる。 心拍数が一定の数値を超えると、無酸素運動となっていることが多いため、無酸素運動で循環器や筋力の強化を図るのか、有酸素運動を行って体脂肪を減らすのかなど、目的に合わせたトレーニングをするにも心拍計の利用は有効である。 また、限界の心拍数を超えて運動を続けると突然死の危険があるが、これを回避して、安全にスポーツを行う目安ともなる。
※この「スポーツへの利用」の解説は、「心拍計」の解説の一部です。
「スポーツへの利用」を含む「心拍計」の記事については、「心拍計」の概要を参照ください。
- スポーツへの利用のページへのリンク