スナイパーと装甲擲弾兵の迷彩スモック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 22:14 UTC 版)
「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の記事における「スナイパーと装甲擲弾兵の迷彩スモック」の解説
ツェルトバーンのところで触れたが、陸軍では武装SSと異なり、迷彩スモックや迷彩服は原則として支給されなかった。しかし例外もあり、その一つがスナイパーと装甲擲弾兵の一部の部隊に支給された迷彩スモックだった。 この迷彩スモックは薄いコットン製で、襟開きにボタンはなく、左右7対の紐穴の間を通した紐で止める。スモックの腰の部分には紐が通っており、これを引くことでウエスト部分を絞ることができた。フードが付いており、このフードには顔ベールが付いており、これで顔の部分をカムフラージュすることができた。 迷彩スモックはもともとスナイパー用に開発されて支給されていた物である。しかし1943年のクルスクの戦いの頃、装甲擲弾兵師団「グロースドイッチュラント」にも支給された。以降、装甲擲弾兵部隊への支給が始まったが、すべての装甲擲弾兵部隊に行きわたったわけではなく、支給は極めて限定的だった。 迷彩スモックを着ているスナイパー 獲物を物色するスナイパー 狙撃の際のスナイパー [先頭へ戻る]
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