ステートメントとコマンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 02:50 UTC 版)
「BASIC」の記事における「ステートメントとコマンド」の解説
BASICのエッセンスを説明し簡単なプログラム例を示すために、とりあえずBASICのステートメントとコマンドについて説明する。本来のBASIC、ダートマスBASICではステートメントとコマンドをはっきり区別する。ダートマスBASICのルールを説明する。 プログラムの文の文中に書くキーワード(予約語)はステートメント(statement)と言う。 たとえば次のようなワードがステートメントである。 PRINT - 出力する。たとえば「PRINT A」と書くと、変数 A の値を画面などに出力する。 FORとNEXT - 両者を前後に組み合わせて使うことで、FORの文からNEXTの文までがループ(繰り返し処理)となる。 GOTO - 「GOTO <行番号>」という書式で、指定された行番号へジャンプする。 GOSUBおよびRETURN - 「GOSUB + <行番号>」という書式。GOSUB文で指定された行番号へジャンプするが、ジャンプ先で行番号の順に実行してゆき、RETURNというワードに到達するとジャンプ元の位置に戻る。 END - ダートマスBASICではプログラムの最終行に書かなければいけない。(実装によってはENDを書かないとコンピュータが暴走するものもあった。ENDを省略できる実装が次第に増えた。) 処理系に指示を与えるワード(プログラムの外の命令)はコマンド(命令)という。 たとえば次のようなワードである。 RUN - プログラムを実行する。 LIST - プログラムを行番号の若いほうから順に、リスト状に画面に表示する。 SAVE - 現在のプログラムをストレージに保存する。
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