スリップ・スキッド
山岳地帯が多く、トンネルやカーブ、急こう配区間を走る日本の在来型鉄道は、営業運転する場合、安全な最高時速は300km前後が限界といわれています。
列車は、車輪の回転力がレールに接触して摩擦を起こして走りますが、その際、この回転力が摩擦力よりも大きい場合は、車輪は正常に回らず、レール面上を滑って回転することになります。これを車輪の空転(スリップ)といいます。
また、車輪の滑走(スキッド)とは、走行中の車両にブレーキをかける際に起こる現象です。車輪の回転を止めようとする力が、レール接触面との摩擦力より大きいと、車輪は固定された(回転が止まった)状態のままレール上を滑ってしまいます。車輪の空転、滑走は安全走行のため、防止されています。
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