スウェット生地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 09:55 UTC 版)
生地としてはニットに分類される。スウェットの大きな特徴は生地が二層構造になっている点であり、内側はパイル織りの生地を採用し、外側に平編みの生地を組み合わせる。したがって厚みのある生地となり防寒性が優れる。また、先述のように外側に平編みを採用しているため伸縮性に優れ、内側のパイル織りによって吸汗性が優れる。素材は綿100%で構成されたスウェットもあるが、吸汗性だけでなく速乾性を考慮してポリエステルと混紡したスウェット(ポリエステル65%、綿35%が多い)、あるいは繊維にスパンデックスを1~2%程度混紡して伸縮性をより向上させたスウェットもある。 一般的に秋から冬にかけて着用される衣料に好ましい生地ではあるが、前述のような特徴からオールシーズンで使用可能な生地でもある。そのため、運動用の衣料に使用される傾向も強い。また、真夏のように通常のスウェットでは汗をかきすぎる季節に向けて薄手の生地にしたものをサマースウェットと呼ぶ。サマースウェットは通常のスウェットよりもポリエステルと綿の混紡素材である場合が多い。
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