ジラフ40
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 14:31 UTC 版)
「GIRAFFE (レーダー)」の記事における「ジラフ40」の解説
最初に開発されたのがジラフ40である。これはその名の通り、探知可能距離40キロメートル級の短距離防空 (SHORAD) 用レーダーであり、RBS 70携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)および対空砲とともに配備された。 本体はTgb 40トラック上に搭載されるが、アンテナは高さ13メートルの伸縮式タワー上に設置されており、「ジラフ」(キリン)という名前はこれに由来する。なお本機では、目標の追尾は手動式とされており、4人のオペレータのうち3人がジョイスティックを用いてレーダー画面上のシンボルを追跡するよう操作する。 スウェーデン軍において1977年より就役し、PS-70として制式化された。また、後にはRBS-77「ホーク」と組み合わせるために送信出力を60 kWに増強したバージョンも開発され、これはPS-707として就役したほか、スーパージラフとして輸出にも供された。生産は2001年には終了しており、スウェーデン軍での運用は2004年までに終了した。
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