ジャンヌ・ダルクの異名を持つ人物の一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 05:46 UTC 版)

ジャンヌ・ダルクの異名を持つ人物の一覧は、女性に与えられる異名・称号の一種である。
ジャンヌ・ダルク(仏:Jehanne Darc)は、15世紀に起きた百年戦争でのフランスの英雄であるが、女性ながらに勇敢に戦った姿になぞらえて、現在でも特定の特筆性を持つ女性に対して「○○界のジャンヌ・ダルク」と通称されることがある。
一覧
- 徴姉妹(ベトナムのジャンヌ・ダルク[1]、?-43年) - 後漢の支配下の南越で反乱を首謀した姉妹。但し、ジャンヌ・ダルクよりも1400年近くも前の時代の人物である。
- 鶴姫(瀬戸内のジャンヌ・ダルク、1526年?-1543年?) - 戦国時代の伊予国の人物。小説『海と女と鎧 瀬戸内のジャンヌ・ダルク』により広まる。実在が疑われている[2]。
- ゲッシェ・マイブルク(ブラウンシュヴァイクのジャンヌ・ダルク、1581年-1617年) - ブラウンシュヴァイクの市民。同市が包囲された際、陥落から救うほど精力的に戦ったとされる[3]。
- ラクシュミー・バーイー(インドのジャンヌ・ダルク[4]、1835年?–1858年) - インド大反乱でイギリス軍に対抗した王妃
- 新島八重(幕末のジャンヌ・ダルク[5]、1845-1932)戊辰戦争で新政府軍に抵抗、終戦後は新島襄と結婚し、その死後には日本赤十字社の看護婦として活動した。
- 福田英子(東洋のジャンヌ・ダルク[6]、1865年-1927年)-自由民権運動において、初の女性運動家として活躍した
- マリア・ボチカリョーワ(ロシアのジャンヌ・ダルク[7]、1889年–1920年) - 第一次世界大戦時のロシアの軍人
- 柳寛順(朝鮮(韓国)のジャンヌ・ダルク[8]、1902年-1920年) - 日本統治時代の朝鮮で独立運動をしたとされている[9]。韓国のキリスト教信者。
- 川島芳子(東洋のジャンヌ・ダルク、満州のジャンヌ・ダルク[10]、1907年-1948年) - 日本軍の工作員として活動した清朝の王族
- 中山律子 (和製ジャンヌ・ダルク[11]、1942年-) - 日本の元プロボウリング選手。日本プロボウリング協会名誉会長なども務める。
- 朴槿恵(ハンナラ党のジャンヌ・ダルク[12]、1952年-) - 第18代韓国大統領
- 稲田朋美(自民党のジャンヌ・ダルク[13]、1959年-) - 日本の政治家。
- 辻元清美(社民党[14]のジャンヌ・ダルク[15]、1960年-) - 日本の政治家。
- ユーリヤ・ティモシェンコ(ウクライナのジャンヌ・ダルク[16]、1960年-) - 第11代、第14代ウクライナ首相
- 四元奈生美(卓球界のジャンヌ・ダルク[17]、1978年-) - プロ卓球選手。派手な身なりで試合に臨む。
- 金命時(朝鮮のジャンヌ・ダルク、1907年-1949年) - 日本統治時代の朝鮮、中国で抗日運動をしたとされている。ソ連や中国、北朝鮮の共産党との関わりから、長らく独立有功者として認めれなかった[18]。
関連項目
出典
- ^ 徴(チュン)姉妹の反乱
- ^ 楠戸, 義昭 (1988年1月10日). “日曜くらぶ 城と女 (69) 大三島と鶴姫”. 『毎日新聞』(東京朝刊) (毎日新聞社): p. 9
- ^ Karlwalther Rohmann: Gesche Meiburg, die Braunschweiger Jeanne d’Arc. In: Begegnungen in Braunschweigs Mauern. ブラウンシュヴァイク、1979年、 P. 322–325.
- ^ Lachmi Bai Rani of Jhansi: The Jeanne D'Arc of India (1901)
- ^ 会津の華は凛として-新島八重の生涯-・アーカイブ みんゆうNet 福島民友新聞社 2020年11月26日閲覧
- ^ 『明治女性史』中巻前編(村上信彦著 理論社 1969年)p101
- ^ from Russia with love: Октябрь 2009
- ^ <ピープル>「柳寛順はジャンヌ・ダルクのような愛国者」ジャンヌ・ダルク研究所副所長
- ^ 「柳寛順への日本の蛮行、誇張多い」 2002年2月26日『中央日報』
- ^ PRTIMES 神永圭佑さん、原嶋元久さんの出演が決定! 舞台「激動-GEKIDO-」フレッシュな若手人気俳優も参加!
- ^ 【今日は何の日?】日本プロボウリング協会設立 2012年01月27日 webSportiva 集英社2020年11月26日閲覧
- ^ 韓国政治混乱、日本への影響は(榊原英資2017年2月18日)
- ^ 自民党のジャンヌダルク=稲田朋美防衛相が火だるまに! 安倍首相が首相候補として育ててきたが…(産経新聞2017年3月18日)
- ^ 当時。現在は立憲民主党所属
- ^ 産経新聞 自分のデマをも武器にする? 辻元清美元国交副大臣を蓮舫代表も見習おう
- ^ 現代外国人名録2016「ユリヤ ティモシェンコ」(コトバンク)
- ^ “卓球界のジャンヌ・ダルク、四元奈生美が中国上陸!その美貌で観客釘付け” (2010年3月31日). 2010年5月31日閲覧。
- ^ 2000人を率いて抗日闘争「朝鮮ジャンヌ・ダルク」…死後73年目に有功者に 2022年8月15日 『中央日報』
- ジャンヌダルクの異名を持つ人物の一覧のページへのリンク