ジャワ更紗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 03:08 UTC 版)
インド更紗の影響下に製作されたもので、蝋防染を主たる技法とし、バティックの名で知られている。文様を描くにはチャンティンと呼ばれる、銅製の小壺に把手のついた道具を用いる。これに溶解した蝋を入れ、細い注ぎ口から少しずつ蝋を出すことによって文様を表す。また、チャップと呼ばれる銅製の型を用いて蝋置きをする場合もある。色彩は藍色と茶色が特徴的で、茶色はソガという植物から取られた染料である。特徴的な文様としては、葉、刀、蛇などの連続文様がある。現代では、ジャワ産以外でも蝋防染で文様を表した布(ろうけつ染め)を一般にバティックと呼称している。
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