ジフルベンズロン
分子式: | C14H9ClF2N2O2 |
その他の名称: | ジミリン、デミリン、ジフルロン、ジフルベンズロン、Dimilin、TH-6040、Difluron、OMS 1804、PH 60-40、DU 112307、ENT 29054、Diflubenzuron、Thompson-Hayward 6040、N-[[(4-Chlorophenyl)amino]carbonyl]-2,6-difluorobenzamide、1-(p-Chlorophenyl)-3-(2,6-difluorobenzoyl)urea、Duphar PH-60-40、ラルバキル、Larvakil、Ph-6040、AI-3-29054、レターデン、アストネックス、Astonex、マイクロマイト、Micromite、ジミリン25、Dimilin 25、ミネリン、Minerin、ロタジン、Rotadin、Suniao-one |
体系名: | 1-(4-クロロフェニル)-3-(2,6-ジフルオロベンゾイル)尿素、N-[[(4-クロロフェニル)アミノ]カルボニル]-2,6-ジフルオロベンズアミド、1-(p-クロロフェニル)-3-(2,6-ジフルオロベンゾイル)尿素 |
ジフルベンズロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 02:45 UTC 版)
ジフルベンズロン | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 35367-38-5 |
PubChem | 37123 |
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特性 | |
化学式 | C14H9ClF2N2O2 |
モル質量 | 310.6835754 g/mol |
融点 | 239 ℃ |
水への溶解度 | 0.08 mg/L |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | 13.5 g/kg (経口、マウス) [1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジフルベンズロン(diflubenzuron)とは、有機化合物の一種。接触性殺虫剤として利用されている。
変態の脱皮阻害効果による昆虫成長制御剤であり、即効性は無いが、幼虫全令期に適する。カ・ハエの幼虫に卓効し、有機リン系殺虫剤に耐性がある昆虫にも有効である。人畜・鳥・魚に対して安全性が高い一方、エビ・カニなどの甲殻類の脱皮にまで影響を及ぼす。商品名「デミリン」の名で知られ、25%水和剤として売られている[2]。日本では『兼商デミリン水和剤』が、1987年に農薬登録されている[3]。
急性毒性は弱く、ヒトの目に入らなければ刺激性も無く、ラットでの発癌性、催奇性も確認されていない[3]。
注釈、出典
- ^ 三共デミリン水和剤25%(PDF)
- ^ 日本防疫殺虫剤協会 薬剤の知識
- ^ a b アグロ・カネショウ株式会社開発部 『日本農薬学会誌』 ジフルベンズロンの毒性試験の概要、Vol.17, No.2(19920520)、pp.S159-S164
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